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メアリーと滅びゆくフォーメリア

シーズン9.5


この物語はもう1人の主人公ナイトメアリーの物語

始まりは突然として起こるもの

いつものように仕事から帰ってきてしばらくゴロゴロしていたが強烈な眠気に襲われて寝ることにした。

眠ってたメアリーは気づくと全く見覚えのない世界にいた。

皆さんも心当たりがあるのではないか?

夢から覚めたら夢の中だったという経験を

まさにメアリーはまだ自分が夢の中にいるのだと思い

どうせ夢の中なら楽しもうと考え少し探索してみることにしたのだったが……まさかそれがこの世界を救う旅立ちになるとはこの時のメアリーは知らない


注意

この物語はフィクションです

色々な作品の二次創作が含まれています

苦手な方はお控えください。


メアリーストーリー

メアリーと滅びゆくフォーメリア


第1章 メアリーと魔王とフォーメリア


メアリー「可笑しいな」

    「ここは僕の夢なんだよね?」

    「歩いても歩いても何もない」

    「穏やかな平原が続いてるだけだなんてね」

……

メアリー「どれくらい歩いただろう……だんだん疲れてきた」

    「あれ?夢なのに疲れるの?」

    「ダメだちょっと休憩」

    (;´д`)ゞ アチー!!


天の声[メアリーは歩き疲れ木陰で休むことにした]

   [すると突然魔物が襲いかかってきた]

メアリー「天の声いたの?」

    「魔物ってどういう……」

天の声[会話してる暇はないぞ]

メアリー「え?」

魔物「ギヒヒヒ」

メアリー「うわ……本当に来ちゃったよ……」

天の声[さぁ、メアリーは神力を使えない、武器を一切持っていない丸腰の状態で打つ手がない]

   「一体どうなってしまうのか」

メアリー「……本当だ、神力が使えないね」

    「これは本当にピンチなんじゃ?」

    「いや待てよ、これは夢なんでしょ?」

    「夢ならなにされても平気だよね!」

天の声[は?お前何言って……]

メアリー「おい、僕を襲いたいならかかってこいよ!」

    「夢だから全然怖くないからね」

魔物「ギィィィ」

パチン

メアリー「痛っ!」

    「……えっ……これ夢じゃないの?」

天の声[あれはモノゴブリン]

   [ゴブリン種の中でも最弱]

   [基本温厚な性格でこちらから仕掛けない限り人に危害を加えることはしない]

   [好物は胡瓜だ]

メアリー「解説してる場合か!」

    「そんな温厚なゴブリンにビンタされたんだけど!」

天の声[心を持った魔物は凶暴化するから要注意だぞ]

メアリー「心って、本来魔物は心ないの?」

天の声[いやそういう事じゃないが]

   [今は説明してる暇はない]

   [神力の使えないお前ではこのゴブリンですら勝ち目はないだろう]

   [とりあえず安全な場所へ避難だ]

メアリー「後で説明してよね」

    「今は天の声さんの言う通りにしておくよ」

タッタッタ

メアリー「ところで何処へ逃げればいい?」

天の声[東だ、そのまま真っ直ぐ進め]

    「小さな町が見えてくるそこへ向かえばなんとかなる」

メアリー「わかった」

魔物「ギィィィ」

メアリー「やばい追いかけてきた!」

天の声[頑張れ街まではそう遠くはない]

メアリー「他人事だと思いやがって」

〜〜〜〜〜

メアリー「ここまで来れば一安心かな」(;´Д`)ハアハア

    「ビンタされた痛みとこの疲労感」

    「間違いない、これは夢じゃないね」

    「またうp主が余計なことを企んでいるのか」

    「厄介事は勘弁してもらいたい」

天の声[お前は気づいてると思うがSSの世界だからな]

   [今更文句言っても仕方あるまい]

メアリー「別にそれはいいけど、なぜ神力が使えないの?」

    「これでも準主人公だよ!」

    「僕から神力とったら何も残らないじゃないか!」

天の声[流石に大袈裟だろう……]

   [まぁ、今回お前が主人公なんだせっかくなら楽しんだらどうだ]

メアリー「え?僕が主人公!?」

    「とうとうヒールー主人公クビになったのか」

天の声[そういう訳じゃないと思うが……]

メアリー「冗談だよ」

    「ところで、天の声はどこまでこの世界のこと知ってるの?」

天の声[知りたいか?]

   [どうしようかなー]

   [別に教えてもいいけど、面白味がなくなるんじゃないか?]

メアリー「それもそうか」

天の声[じゃあこうしよう]

   [解説必要なら我に聞くといい]

   [そうしたら我が説明出来る限り教えてやるぞ]

メアリー「なるほどね」

    「じゃあ、早速なんだけど」

    「ここは何処?」

天の声[現在地で言えば、ナウリカ平原にあるナウリカ町だ]

メアリー「ナウリカ町?」

天の声[他にもエリアで別れていてな]

   [砂漠エリアやエルフの国エリアや水の国エリアもあるぞ]

メアリー「結構あるんだね」

天の声[他にもまだまだエリアはあるが、この世界の人々はフォーメリアと呼んでいる]

メアリー「フォーメリアか、僕の名前に似ててセンス悪くないね」

天の声[たまたまだと思うが確かに似ているな]

   [それはともかくお前はこれからどうするんだ?]

メアリー「これが夢じゃないことはわかったし」

    「僕は帰る方法を探すよ」

    「それからこんな面倒事に巻き込んだうp主を見つけて1発ぶん殴る!」

天の声[そうか、それなら早く帰る方法を見つけないとな]

メアリー「さて、これからどうしよう」

?「おーい!そこのあんちゃん」

メアリー「え?僕?」

?「そうだ!あんちゃんはあんちゃんだ!」

 「ここらじゃ見かけない顔だがあんちゃんは旅の者かい?」

メアリー「そうなりますかね」

    「僕はメアリー、貴方は?」

?「オイラはこの町の案内人を任されているダスタンだ」

 「案内人と言っても、新しく来た者を町長の所へ行くように呼びかけするだけなのだがなハッハッハ」

メアリー「町長に?」

ダスタン「手間を取らせちゃうが申し訳ない」

    「この辺も何かと物騒でな」

    「最近魔王の動きが活発なってるらしくてな」

    「噂では魔王に滅ぼされた国もあるという」

    「何が目的かはわからんがこのナウリカ平原に魔王を目撃したという証言もあるんだ」

メアリー「魔王……」

ダスタン「見たところあんちゃんは悪い奴には見えねぇが」

    「まぁ挨拶だと思って町長を尋ねてくれ」

メアリー「わかったよありがとう」

天の声[早速目的ができたみたいだな]

   [スマホを開いてみろ]

メアリー「スマホ?」

ポチ


クエスト項目

メインクエスト

町長を尋ねて


天の声[クエスト項目が出てきただろう]

   [メインクエストを進めたり、依頼を受けると更新されるぞ]

   [依頼や目的を忘れたら詳細を開くとクエスト内容が確認出来るから]

   [次どうすればいいか分からなくなったら見るといい]

メアリー「なんかRPGみたいな世界だね」

    「魔王とかもいるみたいだし」

    「そいつを倒せば元の世界に帰れるの?」

天の声[セオリー通りに行けばそういう展開が普通だな]

メアリー「だいたいはこっちの世界が気に入って戻ってくる展開が多いけどね」

天の声[先の事は後で考えるといい]

   [まだお前の旅は始まってすらないからな]

メアリー「長い度になりそうだなぁ」テクテクテク

市場のおばさん(サリー)「いらっしゃい〜、あら新しい旅人さんかい?」

メアリー「まぁ、そんなところです」

サリー「あらあら、遠いところから遥々来たんだねー」

   「それじゃあ、これはプレゼントだ」


天の声[メアリーはHPりんごをもらった]


サリー「これはHPりんごといってねー、疲れた時に食べると元気モリモリさぁ」

   「気に入ったら買いに来てなー」

メアリー「おばさん、ありがとう!」

サリー「しばらくこの町にいるのなら、色々見て回るといいよ」

   「町の中央には神様像があってねー」

   「神様像へお供え物をすると神様の御加護が得られるという伝説がある」

   「あくまで伝説だからねー、本当かどうかは知らないけどねー」

メアリー(これはやっておくと後々冒険の時とか役に立つパターンだね)

    (早速行ってみよう)


〜ナウリカ町  中央広場〜

メアリー「これが神様像かな?」

天の声[お供え物するものあるのか?]

メアリー「さっきもらったりんごをお供えしようと思う」

ポン

メアリー「これでよしっと」

天の声[じゃあ、町長のところへGO]

メアリー「えー、せっかくRPG気分なんだから住民に話しかけにいきたい」

天の声[あのな……SSとはいえゲームじゃないんだぞ]

   [それにお前は早く帰りたいんだろ?寄り道してる暇あるのかよ?]

   [ってもういねーし!]

〜〜〜〜〜

町の看板娘(セラ)「あら、旅人さんご機嫌〜♪」

〜〜〜〜〜

ヤンチャボウズ(シン)「ぱらりらぱらりらー!そこのあんちゃん」

            「用もないのにオイラの周りにいるとオイラの相棒ミラクルカイザー号(自転車)の餌食になるぜ」

〜〜〜〜〜

日向ぼっこ中のお爺さん(友士)「旅の者かのう?」

                「わしの若かりし頃の記憶が蘇るものじゃよ」

                「お主くらい若かった頃、よく隣にいる幸子さんとよく旅をしたもんじゃわい」

日向ぼっこ中のお婆さん(幸子)「懐かしいですね〜、友士さん」

友士「辛いこともあったが、かけがえのない素晴らしい思い出じゃったよ…なにより旅をしていたおかげでいまこうして幸子さんと一緒に居られるのだから」

  「お主は1人で旅をしておるのか?」

  「旅のパートナーがいれば更に充実するぞ」

  「経験者はなんとやらじゃ、フォフォフォフォ」

〜〜〜〜〜

シスター(なぎ)「フォーメリアの神様はとても寛大なのです」

        「きっと貴方様の旅を祝福してくださるでしょう」ニコッ

       (はぁ…思ってもないことを毎回にこにこしながら言うの疲れる)

       (表情筋が固定されて笑顔から戻せなくなっちゃったのよね…)

       (……はぁ彼氏ほしいな)

       (シスターなんてやってると出会いがなくて困っちゃうわ)

       (年頃の女なのに彼氏の1人もできたことないなんて笑っちゃうよね)

       (このままシスターを続けたら5年10年と時が流れて行き遅れて行くのね…)

       (もうシスター辞めようかな)


〜〜〜〜〜

メアリー「一通り挨拶できたかな?」

天の声[シスター心の声ダダ漏れだったな]

   [いつものように心の声に語らないなんて珍しいな]

メアリー「きっとシスターは溜まってるんだよ色々と」

    「あのまま話しかけたら、こいつ私に気があるのって思われたくないしそっとしておくのが1番」

天の声[結構可愛かったのに、メアリーは女に興味無いのか?]

メアリー「いや、興味が無いわけじゃないけど恋人作ってこの世界に留まろうなんて思ってないからね」

    「それに僕にはメリーという嫁がいるし

天の声[お、おう…]

   [千秋は?]

メアリー「僕の配下」

    「上下関係はまあり好きじゃないけどまぁそんなところ」

天の声[千秋が可哀想だな]

〜町長の家〜

メアリー「この家かな?」㌧㌧(。´・ω・)ノ゙

    「ごめんください」

ガチャッ

町長(ホールン)「はい、どちら様でしょうか?」

メアリー「旅をしているメアリーです!」

    「ダスタンって人からこの町に初めて来た人は町長さんと会うようにって言われたので来ました」

ホールン「それはそれは、遠いところから遥々この町にようこそおいで頂きました。」

    「ダスタンから聞いておられると思いますがこの辺で魔王を目撃したという情報があるので警戒してるのですよ。」

    「御足労お掛けしました。」

    「申し訳ございませんがもう一度氏名をお聞かせください。」

メアリー「メアリーです。」

ホールン「メアリー様ですね。」

    「お手数お掛けしますが幾つか質問に答えて頂きたいのですがよろしいでしょうか?」

メアリー「はい、僕に答えられることならいいですよ」

ホールン「難しい質問ではないのでリラックスしてお答えください。」

    「メアリーさんは幾つでしょうか?」

メアリー「21です」

ホールン「21歳、ですね」

    「それでは出身地は?」

メアリー「それは…」


天の声[メアリーは出身地を聞かれ内心やべぇと思っていると]

   [辺りが暗くなり、黒い霧が立ち込めた]


ホールン「これは一体…」

メアリー「あ、あれは!」( ・ω・) σ


天の声[メアリーが指さした先は黒い霧が濃く1箇所に集まっていく光景がそこにはあった]


???「フハハハハ、愚かな人間共よ」

   「我に恐れをなして、怯え逃げ惑うが良い」


「きゃあああ!」

「うわあああ!」

「いやあああ!」

「助けてくれ!!!」

「友士さん!!!」

町長「その姿…もしや魔王!」

大魔王(カオス)「我は唯一無二の存在」

       「大魔王である」

メアリー「あれ?たかしくんじゃん!」

    「たかしくんもこの世界に連れてこられたの?」

    「その姿、凄く大魔王ってイメージで禍々しいけどそういう設定?」

カオス「誰がたかしだ!」

   「わけのわからぬことをぺちゃくちゃと」

   「ふん、まあ良い」

   「貴様の心も抜き取ってやろう」

ゴゴゴゴゴ

メアリー「そんな…カオスさんが僕を襲うなんて…」

    「僕を腐らせてBL本のように薔薇で生けられるんだ」_| ̄|○ il||li

カオス「なんなんだよお前……」

   「とにかく覚悟しろよ」

キラン

カオス「くっ…この光は…」

メアリー「どうしたの何が起きて…」

カオス「ちっ…貴様の心を抜き取れぬか」

   「まぁ良いこの町の大半の心は抜き取った」

   「貴様、命拾いしたな」

メアリー「助かったの?僕BLのように薔薇を生けられなくて済むんだね?」

カオス「貴様はマジで何言ってやがる…」

   「そんなことしねぇよ」

   「やれやれ、時間の無駄だ」

   「さっさと退散するか」

ホールン「ま、待ってください!」

    「街の人たちの心を返してください!」

カオス「そう易々と返すと思うか?」

   「返して欲しけりゃ取り戻してみろ!」

   「奪った心はこのエリアのどこかに散らばっている」

   「探してみるといい」

   「そう上手くいくとは思えないがな、フハハハハ」シュッ

メアリー「行っちゃった…」

ホールン「なんてことだ…この町もいずれは破滅してしまう…一体どうすれば」

メアリー「……」


〜〜〜〜〜

???「メアリーよ聞こえるか?」

メアリー「この声は?」

???「おぉ、ちゃんと聞こえとるようじゃのう」

メアリー「どなたですか?この空間は?」

神様「わしはフォーメリアを創った神と祀られている者」

  「ここはわしの居る次元にもっとも近い場所」

  「メアリーよ、お主をこの世界に連れてきたのは他でもない」

  「このワシなんじゃ」

メアリー「な、なんだってー!」

神様「勝手なことは重々承知だが、わしの頼みを聞いてくれぬか?」

メアリー「頼み?どんな?」

神様「お主も見ただろう」

  「あのカオスというおぞましい大魔王の存在を」

メアリー「あー、あのたかしくんね」

神様「どうかあのモノを倒してはくれぬか?」

メアリー「僕が?僕力を持ってない一般的な人間ですよ」

    「大魔王どころがそこら辺のモンスターにもやられちゃうよ」

神様「もし引き受けてくれるのなら、大魔王に対抗する神の力を与えよう」

メアリー「ふーん神の力…ねー」

神様「それと大魔王を倒した暁には心ばかりののお礼とお主がいた世界に戻してあげよう」

メアリー「でも、魔王を倒しに行くとなるとかなり時間かかるよね?」

    「その間こっちで過ごした時間と僕のいた世界でも同じ時間が流れたら」

    「僕行方不明者扱いにならないかな?」

    「明日は休みだけど、仕事もあるし無断欠勤になったら凄く困るし」

神様「その点は心配無用だ」

  「お主を元いた世界に戻す時、お主がこちらに来るタイミングの時間に戻してやろう」

メアリー「つまりこちらで長時間暮らしても」

    「向こうの世界では僕が寝てから時間が経過してないことになるんだね?」

神様「あぁ、その通りだ」

メアリー「わかったよ」

神様「おぉ、引き受けてくれるか!」

メアリー「めんどくさい気持ちもあるけど、せっかく来たんだし」

    「まぁ、泥舟に乗ったつもりで期待しててよ」


天の声[沈むだろそれ]


神様「おぉ、それは心強い」

  「お主の覚悟期待しておるぞ」


天の声[この神様泥舟のことわかってないだろ!]


神様「では、お主に神の力を授けよう」

  「受け取ってくれ」

シュイーン

メアリー「うん、力が漲ってきた」

神様「職業があってな」

  「剣士、魔法使い、僧侶、盗賊、アイドル、料理人がある」

  「この中でなりたい職業はあるか?」

メアリー「うーん…申し訳無いんだけど」

    「この他にも他の職業ない?」

神様「他のものか?ではお主が望む職業のイメージを聞かせてくれるか?」

メアリー「人形師とかない?」

神様「なるほど、メアリーは人形師になりたいのか?」

  「イメージとしては人形を操り敵を倒す感じか?」

メアリー「そんな感じだね」

神様「ではこういうのはどうだ?攻撃とサポート特化してて、少し打たれ弱いというイメージがあるだろう」

メアリー「正しく僕のイメージにピッタリだね」

神様「では、改めて人形師メアリーよ」

  「このフォーメリアを大魔王の魔の手から救う英雄となってくれることを期待しておるぞ」

〜〜〜〜〜

ホールン「なんということだ…この町もいずれは破滅してしまうのか…」

メアリー「いや、そんなこと僕がいる限り絶対にさせません」

ホールン「メアリーさん…しかし相手はあの大魔王です」

    「力の持たない我々が太刀打ちできる相手では…」

メアリー「ご安心ください、大魔王たかし君を倒す使命を受けたこの僕が、町の皆の奪われた心を取り返し」

    「必ずや大魔王たかし君を倒してフォーメリアを平和にします」

    「冒険者こと人形師メアリーににおまかせください」


〜〜〜〜〜

天の声[やっと冒険らしくなってきたな]

   [いよいよ勇者として旅に出る時だな]

メアリー「とはいえ、闇雲に散らばった心を探すのも大変だし」

    「天の声さんなら心を探せるでしょ?」

天の声[いや、我が知るわけないだろ]

メアリー「……」

    「…僕の聞き間違いかな?」

    「知らないわけないでしょ?」

天の声[すまん、本当に知らないのだ……]

メアリー「………」

    「……天の声さん使えないね、なんでいるの?」

グサッ

天の声[ぐふっ……いや我はナレーションなのだ……人の心を探すなんてこと最初からできぬ]

メアリー「全く、もういいよ」

    「自分で手がかりを探すから」

    「神力が使えれば僕が優秀なサポートをしてくれるシステムを作ったのに」

    「そしたらカオスさんの出番がなくなるか」

グサッ

天の声[……申し訳ない]

メアリー「冗談だよ、話し相手がいるだけでも心強いよ」

天の声[そ、そうか……?まぁそうだよな!]

   [1人寂しく旅をすることもなくなるし、やっぱり話し相手は必要だよな!]

メアリー「使えないことには変わりないけどね」

グサッ

天の声[ぐほぉっ!?]

   [天の声はメアリーに言葉という名の刃物でトドメを刺されてしまった]

   [我は疲れた心を癒すため、しばらく泣き寝入りしようと思う]

メアリー「流石にやりすぎたかな?」

・・・・・・

メアリー「反応がないもう眠りについたようだ」

    [仕方ない、心を奪われた人の元へ向かおう]

〜〜〜〜〜

メアリー「セラさん大丈夫?」

セラ「………」ボォー

メアリー「セラさん!」

セラ「...…セラはね」

  「町の看板娘ってみんなに言われ続けて凄くプレッシャーだったような」

  「もう何も感じない、何も思わない」

  「心ってこんなに必要もないものだったんだね」

  「……私はどうして生きてるのかな」

メアリー「でも、看板娘って言われて悪い気はしなかったんじゃない?」

セラ「もうわからない」

メアリー「プレッシャーかは知らないけど」

    「褒められて嬉しくない人なんていないよ」

    「そりゃ照れくさくて嫌だって言う人もいるけど」

    「それは褒めなれてないだけ」

    「君の心、絶対に取り返してみせる!」


クエスト項目

メインクエスト

看板娘のセラの心を取り戻せ!

詳細 魔王に奪われたセラの心を取り戻そう

スマホのカメラで心を奪われた人を撮影すると

マップに心の位置が記されるぞ!


メアリー「僕のスマホ凄いな」

    「うp主が付けてくれた機能かな?」

    「マップって?」

天の声[すまん、伝えるの忘れていた]

メアリー「あ、天の声さん」

天の声 [基本機能はスマホに搭載されてる]

    [スマホに搭載されているアプリのマップを開くと現在地やフォーメリアのエリア、全体を確認することが出来るぞ]

   [カメラがあるからそれで旅の思い出として撮影して……]

メアリー「そんな大事なことはもっと初めに言ってくれない!」

天の声[すまん……次から気をつける]

メアリー「基本機能ってことは他にも色んなアプリがあるの?」

天の声[色々あるぞ、後で自分で確かめてみるといい]

   [説明が必要なら我に聞いてくれ]

メアリー「わかった」

天の声[とりあえず、このセラっていう娘を撮影したらどうだ?]


〜メアリー撮影中〜


メアリー「OK撮れた!」

天の声[どうだ心の場所は更新されたか?]

メアリー「良かったバッチリ更新されてるみたいだね」

    「ここから東北にある大きい木を指しているね」

天の声[どうする?今から行くか?]

メアリー「勿論」

天の声[意外だなお前のことだから、先に心の奪われたみんなを撮影してから向かおうって言うと思ったぞ]

メアリー「それがゲームだったらね」

    「でも、実際冒険に出るなら一つ一つクエストをこなして行きたい」

天の声[ふむ]

メアリー「ただ作業化したくないだけ」

天の声[なるほどなw]


〜冒険の始まり〜

メアリー「さぁ、行こう!」

    「僕らの新しい冒険へ!」


第一章 ~完~


シナリオ

ヒルトミ、メアリー


ネタ提供者

メアリー


出演者

人形師メアリー、天の声、大魔王カオス、町長ホールン、シスターなぎ、日向ぼっこ老夫婦友士&幸子、やんちゃ坊主シン、看板娘セラ、案内人ダスタン、市場のおばさんサリー

第2話 メアリーと仲間とフォーメリア


天の声[心を奪われた街の人達の心を取り戻す使命を受け突如と旅をすることになったメアリー]

   [しかしその度は過酷なもので長距離移動を苦手とするメアリーは一日と経たず根を上げていた]


メアリー「もうダメだ、足がパンパン」ヘトヘト

    「暑いし腹減った」_( _*`ω、)_

天の声[まだ旅を始めて12時間だぞ]

   [まだ一日と経っていないのに音を上げるには早過ぎないか?]

メアリー「そんなこと言ったって僕は仕事でもここまで歩くことないよ」

    「いくら色んな世界を巡ったとて、移動する時はいつも転移していたし」

    「そもそも飲まず食わずで12時間歩けば上出来でしょう?」

天の声[それもそうだなメアリーはよくやってるぞ]

メアリー「天の声さんが褒めるなんてどういう風の吹き回し?」

    「なんか企んでる?怖いんだけど……」

天の声[お前は褒められて素直に喜べないのか!]

メアリー「全く、褒められてもなんも特にならないよ」

    「せめて、原付くらいだしてよ」

天の声[我の役目はナレーションだ原付なんてものだせるわけないだろう]

メアリー「もう飽きた!」

   「うp主どうせ僕のこと見てるんでしょ?」

    「そろそろいつもの世界に戻してくれない?」

シーン

メアリー「ダメだ、アイツ無視してやがる」

    「おい!クレーマ処理担当の役目はどうした!」

天の声[うp主なら今不在だぞ]

   [なんでも別のSSを同時進行してるから出れないんだとよ]

メアリー「あっ(察」

    「でも僕なんてナレーションをしながら冒険してるけどね」

By シーズン9

天の声[お前も大変だな……]


ベチャ ベチャ

メアリー「うわ、ドロドロしてる生き物が現れたんだけど」

    「これはスライムかな?」

天の声[スライムで間違いないだろうな]

   [気をつけろこの魔物は誰かの抜き取られた心を所有しているようだ]

   [心を持つ魔物は凶暴化して強くなるんだ]

   [本来心を持たない魔物は襲いかかってこないからな覚えておくといいぞ]

メアリー「よくわかんないけどコイツを倒せばいいわけね?」

    「さすがに誰かの心を所有してるならほっては置けないからね」

天の声[あぁ、だけどスライムだからと油断するなよ]

メアリー「行くぞ!」


⚔️戦闘開始⚔️


スライム(6)

Lv1メアリー(10)「僕のターンだ!」

    「くらえ!」

ドーン

天の声[メアリーは通常攻撃を与えた。攻撃が効いているようだな]

Lv1スライム(4)「ベチャベチャ」

バーン

メアリー(7)「いて!」

    「思った以上に痛いんだけど!」

天の声[凶暴化しているからな]

メアリー「くそ……今後このような戦いをすることになるのか……」

    「よくもやったな!」

    「くらえ!」

ドカン!

天の声[メアリーの通常攻撃がクリティカルヒットした]

スライム(0)バタ

メアリー「よし勝てた!」

天の声[メアリーは経験値が3上がった。ドロップ報酬スライムグミと金貨10枚手に入れた]

メアリー「金貨はお金ってわかるけど、スライムグミ?なんか美味しくなさそう」

    「今から食べてもいい?」

天の声[魔物からドロップする食べ物は少し特殊でな]

   「宿屋に着くまで我慢しろ」

メアリー「ところで経験値上がるのはいいけどLvupまでどのくらい必要なの?」

天の声[経験値確認する場合はスマホを開きステータス一覧から確認できるぞ]

メアリー「あった、これだね」


レベルアップまで 7/13    

職業 人形師

レベル1

体力 10

攻撃 5

魔法 3

守備 2

魔防 2

すばやさ 3


メアリー「攻撃は高いけど、防御関連は弱いんだね」

    「もしかして人形師って弱い?」

天の声[なんというか……まだ決めつけるのは早いんじゃないか?]

   [次モンスター倒せばレベルアップだろ?スキルを覚えられるんじゃないか?]

メアリー「そうだといいけどね……」



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