ヒル劇オールスター
天の声[勿論、本業もちゃんとこなすぞ]
うp主[ならよし!]
ヒルトミ「ちょっと待って!カオスの体借りてるってことはカオスをこの世界に連れてきたってことなの!?」
カオス「いや、借りる前からこの世界にいたぞ」
ヒルトミ「既にこっちにいた…?」
「それってまさか…」
うp主[さぁ?笑 なんの事やら笑]
ヒルトミ「オプションってこのことだったのか?」
「もしかしてみんなこの世界に…」
うp主[どうなんでしょう?笑]
ヒルトミ「おい!なぜそんな勝手なことを…」
カオス「まぁ待て、そのおかげで我も参戦することが出来たんだ」
「別に悪いことではないだろ?」
ヒルトミ「そうだけど…」
カオス「それにここで熱くなってもしかたないし」
「とりあえず今は落ち着こうぜ」
ヒルトミ「…そうだね」
〜宿屋 ヒルトミの部屋〜
ヒルトミ「とりあえず部屋は決めたけど」
「今後どうするかが問題だよね」
カオス「だな、闇雲にエテレーゼを探すのも意味なさそうだし」
ヒルトミ「うん」
カオス「それにこの村の事も気になるんだよな?」
ヒルトミ「そうなんだよね…」
「色々やることが多すぎて困るな」
カオス「それなら状況を整理してみないか?」
「何かしらいいアイデアが思いつくかもしれんし」
ヒルトミ「それじゃあ、今までの事をまとめてみよう」
①この世界は誰が作ったか分からない
②改変後少し未来に来てしまった(何年か分からない)
③村長と出会った
④村長が随分前にエテレーゼ博士らしき人物を目撃している
⑤時々魔物が村に来る(何か対策はないだろうか)
⑥2年前別の村に勇者が訪れたというこの村に来るかも?(そんなに待てない)
⑦宿泊先が決まった!
⑧中身は天の声だがカオスが現れた、他のみんなも来ているのだろうか(もしそうなら無事だといいけど…)
⑨チルノ!!!
ヒルトミ「こんなところかな?」
カオス「最後だけおかしいだろ」
ヒルトミ「あはは…これはわざとw」
カオス「なんか思いついたか?」
ヒルトミ「…いや特に?」
カオス「まとめた意味なかったな…」
ヒルトミ「ただ、改変されてからどのくらい経ったのか気になる」
カオス「勇者とか言う奴が現れたのは2年前だろ?」
「そっからそんなに経ってないんじゃないか?」
ヒルトミ「うん……そうだとしてもなんもなかったところに村が出来るにしては早すぎるんじゃない?」
カオス「つまり、勇者が現れたもっと前か」
ヒルトミ「多分5、6年くらいだと思うんだけど」
うp主[7年だな]
ヒルトミ「あれ?今まで声がしないと思ってたけどどっか行ってたの?」
うp主[ちょっと気になったことがあってな、少し調べてたんだ]
[それで改変してから7年経ってることがわかった]
ヒルトミ(うp主も何年後か気になってたんだ…)
「そっか7年経った世界なんだ」
ヒルトミ「そういえば助けたあの子は無事かな?」
うp主[お前が魔物から救った子供の事か?]
「その娘ならこの村に住んでるぞ」
ヒルトミ「え、本当に?」
「もしかしたら既にすれ違ってる可能性もあるね」
うp主[女は成長が早いからパッと見わかんないだろうな]
カオス「ところで、今後の予定はどうするんだ?」
ヒルトミ「それを考えないとだね」
村長さんが戻ってきたら村の周囲を探索してみようよ」
カオス「それもありだな」
うp主[この世界の事を調べているうちに少し気になったことがあるんだが…]
カンカンカンカン
外(村人1)「大変だ!魔物だ!魔物が村人に近づい来るぞ!」
村人2「うあああ!せっかく作った作物がまた襲われるのか!!!」
「絶対に野菜だけは取らせね!」
村人3「ばかぬかせ、命の方が大事だ!」
「早く逃げるんだー!」
ヒルトミ「な、なんの騒ぎ?!」
カオス「魔物がどうとか言っていたな」
うp主[話は後だ、犠牲者が出る前に魔獣退治に行くぞ!]
ヒルトミ「おー!」
カオス「了解した!」
〜〜〜〜〜
魔物「グアアアア」
???「これ以上魔物の好きにはさせないのん」
魔獣58匹「グァァァァ」ゾロ ゾロ ゾロ
???「数が多すぎるのん…でも、あたしゅが必ず村を守ってみせるのん!」シュイーン
「ビリビリなの!」ドッカン ビリビリビリ
魔物「ギャイン」バタン バタン バタン
魔物50匹「グァァァァ」ブーン
???「当たらないのん」サッ サッ
「どっかーんなの!」ドーッカーン
魔獣「ギャイン…」バタン バタン バタン バタン バタン バタン
魔獣41匹「グァァァァ」ブーン ブーン
???「かわすのん」サッ サッ サッ
「これは特別なのん」
「スターターウィングなの!」バサッ バサッ バサッ
ズザザザザ
魔物「ギャ…」グサッ グサッ グサッ グサッグサッ グサッ
魔物20匹「グルルルル」
???「あと、もうちょっとなのん…」ハァ ハァ
ヒルトミ「見て、あっちで誰が戦ってる!」
カオス「我たちもいくぞ!」
ヒルトミ「ちょっと待てくれ」
カオス「なぜ止めるんだヒルトミ!」
ヒルトミ「力をまだ与えてないだろ」
「そのままで戦えるの?」
カオス「頼むわ、力を我にも分けてくれ」
ヒルトミ「おう、僕にまかせてよ!」
???「スターターウィングなのん!」バサッ バサッ バサッ
ズザザザザ
魔物「ギャッ…」グサッ グサッ グサッ グサッ グサッ グサッ
魔物5匹「グルルルル」
???「残り五体なのん…」ハァッ ハァッ
魔物5匹「ウオオオオオオン」ゾロ ゾロ ゾロ ゾロ ゾロ ゾロ
魔物99匹「グアア!!!」
???「うそ…あんなに沢山の魔物がいるのん?!」
魔物「ギャッ」ブーン ブーン ブーン ブーン ブーン
???「」サッ サッ サッ サッ ドーン
「きゃあ!」シュー
ガシッ
ヒルトミ「大丈夫?」
???「貴方は…さっきの…」
カオス「ヒルトミナイスキャッチだ!」
「後は我にまかせろ」タッタッタッ
「おりゃ!」ジャキーン
ヒルトミ「怪我はないかい?」
???「このくらい平気なのん」
ヒルトミ「それは良かった」
「だいぶ苦戦してるみたいだね、僕達が来たからもう大丈夫だよ」
???「貴方は……」
〜フラッシュバック〜
ヒルトミ「もう大丈夫だよ」
〜〜〜〜〜
カオス「くらえ!」ジャキジャキジャキジャキーン
魔物51匹「グルルルル」タッタッタッ
カオス「ヒルトミすまん、そっちに行ってしまった!」
魔物「グアアア」
ヒルトミ「来るなら来い!」ガシッ
「君は僕の後に」サッ
???「………」
ヒルトミ「はぁ!」グシャ
「たぁ!」グシャ
魔物49匹「グアアア」ブーン
キーン
ヒルトミ「僕の敵ではないね」グシャ
「今なら護身用の人工魔物でも倒せそうだね」
魔物48匹「ガァアアア」ブーン
ガシッ ドーン
魔物47「ウオオオオオオン」ゾロ ゾロ ゾロ
カオス「どうやら囲まれたみたいだな」
魔物150匹「グルルルル」
カオス「どうする?こいつら倒してもまた湧いてくるぞ」
ヒルトミ「おそらく援軍を呼んでいるんだと思う」
「一気に片付けないとまた増えそうだね」
カオス「なんかいい案があるか?」
ヒルトミ「出来ないことはないけど、この子を安全な場所に避難させないと…」
???「ううん、あたしゅも戦うの!」
カオス「と言っているが、どうするんだヒルトミ?」
ヒルトミ「………」
「…よし」
「一緒に戦おう!」ニコッ
???「!」
「はいなの!」
カオス「で、作戦はどうするんだ?」
ヒルトミ「特にない!」
カオス「ねーのかよっ!」
ヒルトミ「要は仲間を呼ばれる前に倒せばいいんだよね、それなら…」
???「それならいい方法があるの」
ヒルトミ「え?」
カオス「どんなのだ?」
???「..........」
ヒルトミ「!」
「なるほど、いい考えかもね」
カオス「よし、その作戦でいくぞ!」
「うぉおおお!」ダッ
ヒルトミ「きみ、あとは頼んだよ」ダッ
???「まかせるの!」シュイーン
「頑張るの!」 ゴゴゴゴゴ
ヒルトミ「カオスそっちは任せたよ!」
カオス「おう、任された!」
魔物「グアアアア」ブーン
カオス「遅い!」サッ
ザシュ
魔物「ギァァァァァ」バタッ
1K.O
カオス「土産だ受け取れ」ポイッ
ドッカーン
7K.O
魔物「ガアアアア」ブーン
ガシッ
ヒルトミ「捕まえた」グチャッ
1K.O
ヒルトミ「どんどん行くよ!」
グチャッ グチャッ グチャッ グチャッ
「それっ!」スッ チュドーン
魔物「グキャアアア」バタッ バタッ バタッ
74K.O
魔物67「ギルルルル」
カオス[ツェアシュラーゲン]ビューン ザザザザザ
39K.O
魔物「グルルルル」
ヒルトミ「ふぅ…かなり倒したね」
カオス「はぁ…少し疲れた…」
魔物28「ウオオオオン」
シーン
魔物「…ギュイ?」
ヒルトミ「成功みたいだね」(*' ▽'*)
???「おまたせなのん」
カオス「でかした!」
???「頑張ったのん」
ヒルトミ「うんうん」
カオス「それにしても、村に結界を張るなんてよく思いついたよな」
ヒルトミ「ほんとだね、僕でもそれは思いつかなかった」
カオス「嘘つけ、お前なら思いついただろ」
ヒルトミ(本当なんだけどな…)
「さて、こいつらどうしようか」
魔物「グルルルル」
カオス「さっさと倒そうぜ」
ヒルトミ「まぁ、待ってよ」
「キミ達、大人しくこの村を出てってくれるな許してあげるけど、どうする?」
魔物「………」
<わかった 大人しく 去ろう>
カオス「喋った!?」
ヒルトミ「話がわかる魔物で助かったよ」
カオス「このまま逃がしてもいいのか?」
「また村が襲われるかもしれないんだぞ」
ヒルトミ「大丈夫だよ、その時は容赦しないから」
カオス「恐っ…」
ヒルトミ「もう村を襲わないって誓ってくれる?」
魔物「………」
<1つだけ 条件が ある>
ヒルトミ「何?」
魔物<定期的 食物 分けて 欲しい>
???「待つのん、この村にとって食物はとても貴重なの」
「あげちゃったらとても困るの」
ヒルトミ「大丈夫、僕が何とかするよ」
「これから定期的に食物送るよ」
「これで交渉成立だね」
魔物<キュルルルル>ドシッ ドシッ
ヒルトミ「待って」スッ
「早速だけど、これ持って行ってよ」
魔物<かたじ けない>ドシッ ドシッ
カオス「いいのか?あんな約束して?」
「てか、何を渡したんだ?」
ヒルトミ「野菜と果物をあげただけだよ」
カオス「お前、食べ物は出せなかったはずだが…」
ヒルトミ「それはまたおいおい説明するよ」
「とりあえず一段落したね」
???「ありがとうなのん」
「貴方達のおかげなの!」
ヒルトミ「そんな、お礼を言われることはしてないよ」
???「ううん、あたしゅひとりじゃダメだったのん」
「だからありがとうなの」
ヒルトミ「まいったなー」(´>∀<`)ゝ
カオス「さ、帰ろうぜ」テク テク
ヒルトミ「ま、待ってよ」タッタッタッ
???「ちょっと待つのん……行っちゃったのん」
〜宿屋〜
ハジメ「おぉ、帰ってきたか」
「ワシがここに戻ったら魔物騒ぎ」
「お主の姿が見えなかったから心配したんじゃ」
ヒルトミ「ご心配お掛けしました」
カオス「魔物なら我らが追っ払ったぞ」
ハジメ「そちらのお主はお連れさんかね?」
ヒルトミ「えぇ、まあ」
ハジメ「広い家ではないがゆっくりしていくとよい」
ハジメ「ところで魔物を追っ払ったと言うのは本当か」
ヒルトミ「はい!」
ハジメ「なんと、お主達は一体…」
ヒルトミ「ただの通りすがりの旅人です」
ハジメ「お主達はこの村の英雄じゃ!」
「今夜は村の皆を集め宴会を開こう!」
ヒルトミ「なんか盛り上がってるね…」
カオス「それほど、魔物に困ってたということだろ?」
「宴会楽しもうぜ」
〜村の外れ〜夕方
ヒルトミ「うん…やっぱりこの村の周りだけ魔素濃度が薄い」
「濃すぎるよりはマシだけど、いざという時魔法がまともに使えないよ」
ザッザッ
ヒルトミ「誰?誰かいるの?」
???「見つかっちゃったの」
ヒルトミ「君はさっきの」
???「カレンなのん」
「あたしゅの名前なの」
ヒルトミ「カレンちゃんか、いい名前だね」
「僕はヒルトミ、よろしくね」
「それで、君はここで何をしてるの?」
カレン「魔物が村に入らないように時々見張ってるのん」
「この村で戦えるのあたしゅだけだから、皆を守らなくちゃいけないの」
ヒルトミ「そっか、1人で頑張っていたんだ」
「カレンちゃんは偉いね」
カレン「偉い?」
ヒルトミ「うん、偉いよ!」
カレン「そんなことないのん」
「今日みたいに魔物が多いとあたしゅひとりじゃだめなの」
ヒルトミ「でも、もう魔物は襲ってこないよきっと!」
カレン「ううん、まだ魔物の種類は沢山いるのん」
ヒルトミ「え?」
カレン「今回村を襲った魔物はドラゴン族なのん」
「他にも、蛇族、悪魔族、化け猫族、フェアリー族」
ヒルトミ「お、おいね…」
カレン「まだまだいるのん」
ヒルトミ「そっか…」
「もし、困ったことがあったら相談して!」
「その時は僕も手伝うから」
カレン「!」
「うんなの!」
ヒルトミ「よし、今日から僕とカレンちゃんは仲間同士だよ!」
カレン「仲間…!」
ヒルトミ「そう仲間!」
「これからよろしくね、カレンちゃん」
カレンちゃん「ヒルトミちゃん、よろしくなの!」
ヒルトミ「ちゃんはちょっと…こんな格好してるけど男なんだよ」
カレン「………」
「え…」
〜宿屋〜
カオス「なるほど、女の子に間違われてたわけなんだなw」
ヒルトミ「うん、普通声とか体格だけで気づくと思うけど…」
カオス「声は兎も角体格はわかんねぇだろお前男にしては細すぎるしパッと見女だぞ、それにこの世界に女装という概念がないんじゃないか?」
ヒルトミ「あぁ、それなら納得」
カオス「カレンって言ったか?」
「何故ここに居るんだ?」
カレン「どうもなの」
ヒルトミ「気づいたら付いてきてた」
「そういえばなんでいるの?」
カレン「ここ私の家なのん」
ヒルトミ「なるほどね」
カオス「納得…」(/◎\)ゴクゴク
( ,,>з<)ブッ`;:゙;`;:、
カオス「ファッ!?」
ヒルトミ「カオス汚い…」
カオス「すまん…ちょっと驚いて…」
「この家の子ってことは村長の…」
カレン「孫なのん」
ヒルトミ「そうだったのか」
カオス「お前、よく平然としてるよな」
ヒルトミ「ん?いや、こんな事で驚いてたらこの先やっていけないよ」
カオス「あぁ…それを言われちゃうとだな…」
「でも、いくらここが家だと言っても流石に泊まってる人の部屋に入るのはマズイんじゃないのか?」
カレン「仲間だから問題ないの」
ヒルトミ「だってさ」
カオス「いつから仲間になったんだよ…」
ヒルトミ「さっき?今?」
カオス「おぉん…」
ヒルトミ「まぁ、寝る時は自室に戻るでしょう」
カレン「今日からヒルトミちゃんと一緒に寝るのん」
カオス「もう突っ込まないぞ…」
ヒルトミ「え!?」
カオス「お前はそれで驚くのな」
「でも、ヒルトミは男だぞいいのか?」
カレン「仲間だから大丈夫なのん」
カオス「おぉん…カレンの仲間というイメージはどんな感じなのだ?」
カレン「楽しい時、嬉しい時、悲しい時や辛い時もいつも一緒にいるのん」
「困った時は助け合ったり、一緒に戦ったり、それが仲間なの」
ヒルトミ「あ、うん…RPGみたいな常識だね…」
カオス「なるほど、冒険的な何かの友情論ってやつか」
カレン「それってつまり、恋人や夫婦みたいな関係なの」
カオス「ん?いきなりぶっ飛んだな」
ヒルトミ「ダメだ…完全に誤解してる…」
「カレンちゃん、仲間っていうのはね…」
カオス「まぁ、捉え方は人それぞれだし問題ないんじゃないか?」
ヒルトミ「…それもそっか」
「じゃあいいや」
カオス「…いいんだ」
「そういえば紹介がまだだったな」
「我はカオスだ、そこにいるヒルトミの友達だよろしくな」
カレン「カオス、よろしくなのん」
「じ〜」
ヒルトミ「えっ何?」
カオス「自己紹介」
ヒルトミ「あ!改めて僕はヒルトミ。」
「実はとある人物を探してここまで来たんだ」
「ちょっと分け合ってこんな姿だけど、れっきとした男だよ」
カレン「ヒルトミちゃんよろしくなのん」
「カレンはカレンなのん」
「この宿屋を立てた村長の孫なのん」
ヒルトミ「カレンちゃんよろしく!」
カオス「カレンよろしくな」
ヒルトミ「カレンちゃんはこの村を1人で守ってるの?」
カレン「はい、魔獣が村を襲わないように毎日見回りしてるのん」
ヒルトミ「そっか、カレンちゃん偉いね」
カレン「えっへんなのん」ドヤ
カオス「でもよおかしくねぇか?」
「カレンは頑張ってるのにこの村の住民は魔獣とは戦わずお前は1人で頑張ってるんだろ?」
カレン「それはあたしゅがこの村で唯一魔獣と戦う力を手に入れたからなのん」
ヒルトミ「力を手に入れた?」
カレン「7年前あたしゅは魔獣に襲われそうになってるところを優しいお姉ちゃんに助けられたのん」
「ハッキリとは覚えてないけどあたしゅはお姉ちゃんに逃げるように言われて」
「必死で逃げたのん」
「そしてあたしゅに力があればと願ったのん」
「その時頭の中で声がしたのん」
ヒルトミ「声?」
カレン「【カレン力がほしいのか、力を手に入れてどうするつもりだ?】」
カオス「それでなんて答えたんだ?」
カレン「力がほしい、もう誰が傷つくのを見たくない」
「カレンがみんなを守るんだって答えたのん」
カオス「それからどうなったんだ?」
カレン「いつの間にか雷魔法が使えるようになっていたのん」
「声もいつの間にか聞こえなくなっていたのん」
ヒルトミ「謎の声か……それで使える魔法は雷と結界魔法他にはなにか使える魔法ある?」
カレン「他は身体強化魔法と止血、麻痺解除くらいなのん」
ヒルトミ「なるほど」
(おかしい……確かに改変は成功している)
(だけど、全員が魔法を使えたり戦えるわけじゃない)
(声の主も気になるけど、力が覚醒する人物が制限されている?いや、選別されているのか?これじゃあ自分の身は自分で守れない)
(なにか別の力がこの世界で働いているのか?)
(改変を妨げる程の強い何かが……)
(やはりこの世界を創造した者、うp主以外の勢力がいるというのか)