ヒルトミの次元を越えた奇跡ss

ヒルトミの次元を越えた奇跡ss

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ピピピピ
カナタ博士「おい、応答しろ!エテレーゼ!」
     「おい!エテレーゼ!」
エテレーゼ「カナタか……」
カナタ博士「いきなり通信が途絶えたから心配したんだ」
     「一体何があったんだ」
エテレーゼ「ぐふっ…わしはもう…ダメかもしれん…」
カナタ博士「…どういうことだ?」
エテレーゼ「魔物が…魔物が襲ってきたんだ…」
カナタ博士「魔物…だと…?」
エテレーゼ「モニターを見てくれ…」
カナタ博士「わかった」
カタカタカタカタ ポチ
カナタ博士「これは……」

天の声[カナタ博士がモニター越しで見た光景は正に地獄絵図のようだった]
   [建物や植物が燃え、逃げ惑う人々]
   [瓦礫に埋もれた人、手や足、頭が噛みちぎられた人の死体の山]
   [その死体を貪っている『何か』が映っていた]

カナタ博士「うっ…なぜこんな…」
エテレーゼ博士「わしもこのモノ達にやられてしまう…」
カナタ博士「護身用の『人工魔法』があるだろ」
エテレーゼ「襲われた時、自分の身を守りつつ他の者も守って戦っていたのだが…」
     「右腕をやられてしまってな…」
     「もう人工魔法は使えないのだ…」
カナタ博士「わかった…すぐ救援を向かわせる」
     「何処でもいい、お前は早くその場から離れろ」

天の声[エテレーゼ博士は首を横に振った]

エテレーゼ「…すまんがもう逃げることも出来ないのだ」
カナタ博士「なぜだ…」
エテレーゼ「もう…足が無いんだ…」
カナタ博士「なんだと…」
エテレーゼ「逃げることはおろか立つことすら出来ぬ…」
     「生存の余地はないのだ…」
カナタ博士「では、私が行こう」
     「お前を死なすわけにはいかないんだ」
エテレーゼ「もう…いいんだ…」
     「どのみち間に合わん」
カナタ博士「何を馬鹿なこと言っているだ!」
     「私が!」
エテレーゼ「さようなら…」
プツ
カナタ博士「おい、エテレーゼ!おい!」
     「くそっ!」
     「もう…これしか…」
ポチ
天の声「かくなる上はとカナタ博士が押したボタンは転送装置だった」
シュイン シュイン シュイン シュイン シュイン シュイン シュイン

ヒルトミ「うぉ!?」
ソイル「あれ?ここは?」
カオス「うむ、ここは研究所みたいだな…」
沈黙アタフタヾ(・ω・`;))ノ三ヾ((;´・ω・)ノアタフタ
アクシィス「珍しく今日は全員揃っているね」
メアリー「タイトル通りオールスターってことなのかな?」
かずき「タイトルって?」
メアリー「イチゴちゃんは気にしなくていいよ」

ヒルトミ「カナタ博士、これはどういうことですか」
カナタ博士「突然呼び出して済まない…」
アクシィス「只事ではないようだね」
カナタ博士「あぁ……その通りだ」
ヒルトミ「お聞かせ、願えますか?」
カナタ博士「……少し話が長くなってしまうがいいか?」
6人「」コク
メアリー「話さないと先に進まないでしょ」
カナタ博士「それもそうだ…」
     「実は、エテレーゼが大変なんだ」
ヒルトミ「エテレーゼ博士が?」
カナタ博士「あぁ」
「数分前のことだ…エテレーゼは私に相談してきたんだ」

〜回想〜
エテレーゼ「カナタ」
カナタ博士「エテレーゼか、どうしたんだ?」
エテレーゼ「お前が作ったタイムワームと言うタイムマシンを使わせてほしいんだ」
カナタ博士「タイムワームをだと?」
     「唐突だな…別に構わぬが以前の出来事を忘れたわけではあるまい」
     「どうしても使いたいのなら何のために使うか説明してくれ」
エテレーゼ「あの時のことは感謝しておる」
     「危険なことも承知している」
カナタ博士「うむ」
エテレーゼ「わしはなぁ、お前が作ったタイムマシンに興味を持ったんだ」
カナタ博士「お前が私の研究に興味を持つとはな」
     「…まぁいい、続けろ」
エテレーゼ「カナタ、お前が作ったタイムマシンはただのタイムマシンではないな?」
カナタ博士「そうだな…私の求めていたタイムマシンではない」
     「あれは失敗作だ」
エテレーゼ「謙遜だな」
     「失敗作なのではないよ」
     「むしろ大成功だとわしは思っている」
     「ただ過去や未来に行くタイムマシンを作るのは容易だ」
     「しかしだ、別の宇宙に空間を繋げる事は今までに不可能であった」
     「しかし、お前はそれを成し遂げたのだ」
カナタ博士「……」
エテレーゼ「まさか、お前が異世界の扉を作るなんて微塵も思っていなかった」
カナタ博士「…それで?」
     「その話で、お前がタイムワームを使う理由となんの関係があるんだ?」
エテレーゼ「わしは異世界に興味を持ったんだ」
     「違う世界なら、この世界とは違う文化が、もしくはこの世界とは違う科学が存在するやもしれん」
     「それを取り入れれば人類は更なる進化を遂げれるとわしは考えておる」
カナタ博士「進化…ね」
     「それがお前がタイムワームを使う理由なのだな」
エテレーゼ「協力してくれるか?」
カナタ博士「………」
     「いいだろう」
     「それならこれを持ってゆけ」
エテレーゼ「これは?」
カナタ博士「お前が言うその異世界とやらの魔法を再現して作ったものだ」
     「私はそれを『人工魔法』と呼んでいる」
エテレーゼ「魔法だと…?」
     「そんなものまで作っていたのか…」
カナタ博士「ただし、これはあくまで身を守るものであって兵器としての活用はあまり期待出来ないがないよりはマシだろ?」
エテレーゼ「すまない…」
     「有難く使わせてもらうことにする」
カナタ博士「本当なら使う機会がない方がいいのだが」
エテレーゼ「心配してくれているのか?」
カナタ博士「当たり前だ」
     「元々同じ研究をした仲間じゃないか」
エテレーゼ「…まだ仲間だと思っていてくれたのだな」
     「感謝する」

〜〜〜〜〜
カナタ博士「そして、アイツはタイムワームを使い別の世界へと飛び立った」
カオス「それからどうなったのだ?」
カナタ博士「調査中に魔物と接触したらしい」
アクシィス「それって相当ヤバいんじゃないの!」
ソイル「今こうやって説明してる間にも襲われているんじゃ…」
沈黙:(;゙゚'ω゚'):
カナタ博士「忘れたのか?タイムワームは時間を指定することも可能なのだ」
     「エテレーゼが魔物に襲われる前に戻り救出すればいい」
かずき「つまり、うち達が助けに行けばいいんだね!」
アクシィス「そうと決まればソリッドAHU全力でエテレーゼ博士の救出に向かいます!」
     「みんな行くぞ!」
5人「おぉー!」
ヒルトミ「ちょっと待ってくれ」
ソイル「ヒールーどうしたの?」
ヒルトミ「悪いけどその話はなしだ」
アクシィス「ヒルトミくんそれはどういうことだい?」
カナタ博士「エテレーゼの救出を断ると言うことか…」
ヒルトミ「いえ、断るということには語弊があるけど」
    「そんな話を聞いてみんなを危険なことに巻き込みたくない」
かずき「それじゃあ誰が助けに行くの?」
   「うちらが助けに行かなかったらエテレーゼ博士は一生帰って来れないんだよ!」
ヒルトミ「そこでなんだけど、ここは僕とメアリーだけで行かせてもらいたいのだけど」
沈黙Σ(・ω・ノ)ノ!
カオス「正気か!」
アクシィス「ヒルトミくんソリッドAHUのリーダーとして、それは認めることは出来ないよ」
ソイル「そうだよ!神力が使える世界かどうかも分からないのに二人で行くなんて!」
メアリー「あれ?なぜ僕も行くことになってるの?」
ヒルトミ「そう…だからこそ、みんなを連れて行けないんだ」
    「もしもの時、力を使えないんじゃみんなを守ることが出来ない」
    「人数が多い分殺られる可能性が高くなる」
    「それに僕とメアリーなら戦闘に慣れているし、生存率はこの中では高いんじゃないかと思ったんだ」
カナタ博士「…なるほどな最悪の事態を想定してのことだな」
ヒルトミ「はい」コク
カナタ博士「わかった…二人で向かうことを認めよう」
アクシィス「それだとヒルトミくんとメアリーくんが危険なことには変わりない」
メアリー「だから、僕も行くとは一言も言ってないよ」
ヒルトミ「メアリーは来てくれないのか?」
メアリー「だって、危険なんでしょ?」
    「力が使えないのなら尚更ね」
    「僕は辞退させてもらう」
ヒルトミ「わかった、それなら僕が1人で!」
アクシィス「ヒルトミくん、なぜ俺たちを頼ってくれないんだい?」
カオス「そうだぞ」
   「今までだって色んな世界を旅してきたじゃないか」
   「ソイルも何か言ってやれ」
ソイル「………」
   「自分はみんなで行くのは反対かな」
4人(アク、カオ、沈、かず)「え?」
ソイル「もし神力が使えない世界なら自分達が行ったらヒールーの足でまといじゃないかと思って」
ヒルトミ「…ソイル」
ソイル「ヒールーも自分達がいない方が動きやすいでしょう?」
ヒルトミ「…あぁ」
かずき「そういうことならうちも『しょう』(ヒルトミ)くんを見送るよ」
カナタ博士「と言ってるがどうする?」
アクシィス「…わかったさ」
カオス「…おぉん」
沈黙(ファイトー)(´・ω・`)
カナタ博士「決まりだな」
ヒルトミ「みんなすまない…」
    「必ずエテレーゼ博士を救出したら戻ってくる」
    「それじゃあカナタ博士、タイムワームのゲートを」
カナタ博士「その前にお前にこれを渡しておこう」
ヒルトミ「これは…!人工魔法ですか!」
カナタ博士「万が一のことがあれば使ってくれ」
ヒルトミ「ありがとうございます!」
カナタ博士「よし、ゲートを開くぞ」
ヒルトミ「はい!」
メアリー(突っ込んだ方がいいかな?)
    (面白そうだし言ってみよう)
    「ヒールー、僕は止めないけど本当にその格好で行くの?」
ヒルトミ「へ?」
みんな「………」
ヒルトミ「あ、ち、違う!こ、これはそうじゃなくて、その…」ヾ(・ω・`;)ノ
カナタ博士「誰も言わないから黙っていたが…その、なんだ…お前そんな趣味があったんだな」
沈黙「女装!?」Σ( ´・ω・`)
ソイル「気づいてはいたけど、とても言う雰囲気じゃなかったからね…」
カオス「我も時々女装してたし、気にすることはないぞヒルトミ」(◍ ´꒳` ◍)b
かずき「うさ耳フードにフリフリの黒いスカート、しょうくんとっても似合ってるよ!」グッジョブ
   「メイクも自分でやったの?すごい!今度教えて欲しいな〜♪」
メアリー「清楚系ビッチがギャル系ビッチになったか」
カオス「ギャルと言うよりはロリータ系だな」
かずき「これでしょうくんも男の娘の仲間入りだね」

天の声[こうしてヒルトミは男の娘の称号を手に入れた]

ヒルトミ「恥ずかしいからそんなに見ないで…」
    「おっと、そろそろ行かないと」
カナタ博士「本当にその格好で行くんだな?」
ヒルトミ「転送装置使って呼び出しといてよく言うよ着替える暇なんかなかったよ!」
カナタ博士「一度着替えに戻ってもいいんだぞ?」
ヒルトミ「もういいよ…面倒臭いし」
カナタ博士「そうか」
     「それじゃあ今度こそゲートを開くぞ準備はいいか?」
ヒルトミ「うん」コク
カナタ博士「よし」
カタカタカタカタ ポチ

ゴゴゴゴゴ 

ヒルトミ「それじゃあ行ってまいります」( ̄^ ̄ゞ
ソイル「ヒールー、お気をつけて」
カオス「必ず戻ってこいよ」
アクシィス「行ってらっしゃい!」
沈黙(´・ω・`)
かずき「死んだら許さないからね!」
ヒルトミ「あぁ」
メアリー「女と間違われないようにね?」
ヒルトミ「いや、誰も間違わないだろ」
カナタ博士「健闘を祈る」
ヒルトミ(`・ ω・´)ゞビシッ!!
テクテクテク
シュイン

カオス「行ってしまったな」
ソイル「無事だといいけど」
アクシィス「はいはい、縁起が悪いことは言わない」
     「ヒルトミくんを信じるんだ」
沈黙「ヒルトミなら大丈夫だと思う」(´・ω・`)
メアリー「ヒールーきっとすぐ僕達もそっちに行くよ」ボソ
かずき「『タクマくん』(メアリー)それはどういう…」
メアリー「まぁ、すぐにわかるさ」←カンペ済み


ヒル劇オールスターズ

〜注意〜

1.この物語はフィクションです。
2.実在する人物、団体、場所は関係ございません(一部を除き)
3.東方,バトガ,まどマギ,マギレコ,このすばの二次創作です苦手な方は見ないでください。
4.暴力的表現、暴言がある可能性もございます。
5.メタ回及びメタ発言は避けられない運命となっております故、何卒ご理解ください。
それでも気にしたら負けださっさと続けろって思った人は

ゆっくりしていってね〜


第0話 イレギュラーな出来事

シュイン
ヒルトミ「ここがエテレーゼ博士が調査に来てる世界か」
    「………」
    「…やっぱりこの世界では神力が使えないみたいだね」
    「神や仏は信仰されてないのかな」
    「厄介事に巻き込まれる前にエテレーゼ博士を見つけてさっさと元の世界に戻らないと行けないな」
    「それにしてもこの辺は瓦礫でいっぱい…元々村だったのかな?」

きゃあああああああああああぁぁぁ

ヒルトミ「今のは悲鳴!?」
    「あっちだ!」タッタッタ

天の声[ヒルトミは悲鳴のする方へ向かった]

女の子「こ、こっちにこないで!!」
魔物「ガァアアアア!」
女の子「誰か助けて!!!」
ヒルトミ「た、大変だ!」

天の声[悲鳴のする方へ向かうとそこには魔物に襲われそうになっている女の子を見つけた]
   [歳は10代前半ってところか?酷く怯えているようだ]

ヒルトミ[歳は要らないよ…]
天の声[我と会話している暇あるのか?]
   [早く助けないと襲われるぞ]
ヒルトミ[わかってるよ!]
    [だけどどうすれば…]
天の声[カナタ博士から貰った人工魔法があるだろ]
ヒルトミ[そうか、それなら!]

魔物「ガァアアアア!」

ヒルトミ「タイミングを見計らって…」
魔物「ガァアア!!!」バサッ
女の子「きゃあああああああああああぁぁぁ」
ヒルトミ「今だ!」ドーン
魔物「グギャアアア…」バタッ
ヒルトミ「よし、何とか倒せた!」
    「もう大丈夫だよ」
    「怖い魔物は僕がやっつけたからね」
ガシッ
女の子「うわぁぁぁん」
ヒルトミ「よしよし、もう大丈夫」
ナデナデ
    「よく頑張ったね」
〜〜〜〜〜
女の子「助けてくれてありがと〜〜〜」グスン
ヒルトミ「ここは危ないから早く避難した方がいいよ」
    「一緒について行ってあげたいけど、[わたしゅ]はまだやることがあるから1人で行けるかい?」
    (あっ…噛んでしまった…!)
女の子「うん!」コクッ
ヒルトミ「気をつけてねバイバイ!」
女の子「お姉ちゃんも気をつけてね!」タッタッタ
ヒルトミ「お姉ちゃん…?」
天の声[おネイちゃんの間違いだな]
ヒルトミ[うっせぇ うっせぇ うっせぇわ!]
天の声[こうして、ヒルトミは魔物を倒し女の子を救ったのであった]
   [ヒルトミはオネイの称号を手に入れた]
ヒルトミ「オネイちゃうわ!」
魔物[ガァアアアア]
ヒルトミ「えっ」
グサッ
ヒルトミ「しまっ…」バタン

天の声「ヒルトミ!おい!しっかりしろ!」
ヒルトミ(やべぁ…呼吸が…出来ね…)
    (目の前も真っ暗になってきた…)
    (また僕は……死ぬのか……)

〜〜〜〜〜
ヒルトミ「ここは?」
    「僕は死んだはずでは…」
???「久しいなヒルトミ」
ヒルトミ「お前は…」
うp主「やぁ!」( *・ω・)ノ
   「俺と会うのはメアリーの件以来だね」
ヒルトミ「どうしてここにお前が…」
うp主「前にも言っただろ?この世界を作ったのは俺だからね」
   「何処にいても俺はおかしくないだろ?」
ヒルトミ「確かに前にもそんなこと話していたような…」
うp主「それでさぁ、お前死んじゃったけど」
   「どうしたい?」
ヒルトミ「やっぱり僕は死んでしまったんだね…」
    「それじゃここは…」
うp主「さすが俺だな…どうしたいか聞いているのに無視かよ」
ヒルトミ「あっ、ごめん」
うp主「まぁ、気にするな」
   「ここが何処なのかがお前にとって重要なんだろ」
ヒルトミ「うん」
うp主「なら教えてやるよ」
   「ここは俺が作り出した空間さ、お前らが居た世界とは別のな」
ヒルトミ「空間?僕がいた世界とは違う?」
うp主「そそ、んでこの空間では時間という概念がないわけでここにいる間は向こうの世界では時間が止まっちまってるってわけよ」
ヒルトミ「ふーん」
    「そう言われても、もう死んでるんだし僕にはもう関係ない事だね」
うp主「いいのか?」
   「生き返らせてほしくないのか?」
ヒルトミ「そんなことが出来るの!!」
うp主「容易い事だ」
   「条件はあるけどな」
ヒルトミ「条件?それは一体…」
うp主「お前も知ってるだろ?俺の肉体はメアリーの件で消滅してしまったのを」
   「体がないと自由に動けないんだよ」
ヒルトミ「うん」
うp主「そこでなんだけどよ」
   「時々でいいんだお前の体を貸してくれないか?」
ヒルトミ「えっ?ヤダ」
うp主「まぁ、話は最後まで聞けよ!」
   「別にお前の体を乗っ取るつもりはないぜ、時々人格が変わるってイメージしてくれればいい」
ヒルトミ「………」
    「わかったよ…」
うp主「契約成立だな!」
ヒルトミ「だけど、生き返らせてもらったところで神力が使えないのならまた殺されるのが落ちじゃない?」
うp主「うむ」
   「それは困ったな…生き返って死ぬならもはやお手上げ状態だな…」
   「な〜んてよぉ〜。俺がそんなこと言うと思うか?」
ヒルトミ「え?」
うp主「お前に神力が使えないのなら俺がお前の神力になってやるよ」
ヒルトミ「ん…?ごめん、ちょっと何言ってるのかわからない」
うp主「俺はな、肉体がなくなっても力は無くなったわけじゃね」
   「その力をお前に貸してやるって言ってんだ」
ヒルトミ「マジっすか!」
うp主「まじまじ大マジさぁ」
   「では、早速お前の体に入らせてもらうぞ」ピカーン
シュイン

天の声[うp主はヒルトミの体へと入っていった]

ヒルトミ「うっ……」
    「力が…込み上げてくる…」
    「よし、ここから出よう!」
パリン
天の声[うp主が作った空間が割れさっきいた世界へ戻ってきた]

魔物「ガァアアアアア!」
ヒルトミ「さっきはよくも不意をついてくれたね」
    「お前は絶対に許さない!」ゴゴゴゴゴ
魔物「ガァアア!!!」バッ
ヒルトミ「無駄だよ!」
チュドーン
ヒルトミ「お前は灰すら残さん」

天の声[殺された腹いせとはいえやりすぎである]
   [1度死んだからどうなるかと思ったぞ……]

ヒルトミ「ちょっと油断しすぎたね…今度は気をつけるよ」
うp主[ヒルトミ俺の声が聞こえるか?]
ヒルトミ「その声は……うん、聞こえるよ」
うp主[この世界について説明聞くか?]
ヒルトミ「ぜひ聞かせてよ、この世界のことは知らないことだらけだし」
うp主[おう、1回しか言わないからちゃんと聞けよ]
   [この世界では魔法が存在しない世界なんだ]
ヒルトミ「えっ!ってことは僕らがいる世界とほぼ変わらないわけ?」
うp主[まぁ、そうだな]
   [違うところといえば]
   [こっちには魔物がうようよいるってところかな]
ヒルトミ「確かに魔物はいたね…」
    「因みに魔物はどのくらい…」
うp主「人口の2、3倍ってところか?」
ヒルトミ「そんなに!?」
    「因みに…もしほっとくとどうなる?」
うp主「確実に人類は滅びるな」( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン
   「人間は魔物に対抗する手段を持っていないからな」
ヒルトミ「どうにかならないの?」
うp主「…すまんがどうする事も出来ない」
ヒルトミ「世界を作ったお前でも無理なのですか!?」
うp主「あぁ、元々この世界は没なんだよ」
   「こんな世界創るはずなどなかった」
ヒルトミ「創った覚えのない世界なのならなぜ存在しているの?」
うp主[俺にもわからん]
   [しかし、自我をもった何者かの仕業ではあるな]
   [出なきゃ、俺以外に世界を創れるはずがない]
   (ほんとどうなってるんだ!)
   (まさかわちきが生み出したオリキャラの中に世界を勝手に創れる存在がいるとでもいうのかね……これはわちきのSSなのに!!!)
   (とはいえ全く心当たりはない…しばらくコイツ『ヒルトミ』の好きに動かさせてみるしかないよね!!!)
ヒルトミ「でも、誰かの仕業ならこの世界を無かったことに出来ないの?」
うp主[お前……正気か?]
   [存在しちまってる世界を消せだと?そんなことしたらこの世界に住む人類は?生き物はどうなると思う?]
ヒルトミ「…ごめん」
    「そこまで考えていなかったよ…」
うp主「存在しちまった以上あまり下手に動けん」
   [だからといって見過ごすのも気が引けるよな?]
ヒルトミ「うん…」コク
うp主「お前ならどうする?」
ヒルトミ「僕ならか…」
    「この世界の人達は魔物と戦うすべがないんだよね」
うp主[そうだな、戦い方もわからなければ自分の身を守ることも出来んだろうな]
ヒルトミ(…なるほど、それなら)
    「一つだけ思いついた」
    「この世界を改変しよう」
うp主「ほう」
   (なるほどそうきたか)
   「それで?どのような世界に改変するつもりなんだ?」
ヒルトミ「剣士や魔法使いが存在する世界にしようと思う」
    「そうすれば自分の身は自分で守れるし、困ってる人がいれば助け合ったりできるよね」
    「流石に僕1人だけで魔物を全部倒すのは無理があるし」
    「一人一人困ってる人を助けるのは不可能だからね」
うp主「なるほどな、それでいんじゃね?」
ヒルトミ「え?いいの?」
うp主[いいもなにも最初から止めるつもりもないし]
   [それにその力はお前の力でもあるんだ]
   [すきにするといいさ]( ˇωˇ )
ヒルトミ「それじゃあ、改変してみる」
うp主[うぃ]

天の声[ヒルトミはうp主の力を使い世界の改変を始めた]

うp主[これはオプションだ受け取るといい]
ヒルトミ「え?何の話?」
うp主[いずれわかるさ笑]
   [今は気にする事ではない]
   (さてどうなる事やら…ってね笑)



0話 イレギュラな出来事 〜完〜


オートシナリオ(アドリブあり)
うp主(ヒルトミ)
メアリー

出演者
ヒルトミ(しょう)、カオス、メアリー(タクマ)、ソイル、アクシィス、沈黙、いちごちゃん(かずき)、カナタ博士、エテレーゼ博士

第1話  

シュイン

ヒルトミ「あれ…ここってさっきいた所?」
うp主[そのはずだが…]
ヒルトミ「こんなに建物たってなかったよね…」
うp主[どうやら改変すると同時に少し未来にタイムスリップしたみたいだな]
ヒルトミ「マジっすか…」
うp主[でも、改変する前に比べればだいぶ良くはなってるみたいだな]
ヒルトミ「それならよかった!」
うp主「ところで、お前はなぜこの世界に迷い込んでしまったんだ?」
ヒルトミ「……あっ…」
    「そうだ、エテレーゼ博士を探してたんだった!」
うp主[それなら早く探した方がいいんじゃないのか?]
   [もしかしたら魔物に食べられてたりしてな]
ヒルトミ「縁起が悪いこと言わないでくれよ…」
うp主[ジョークだジョーク!]
   [エテレーゼ博士なら生きてるぜ]
ヒルトミ「ホントなのか!」
   「でもなぜそんなことがわかるの?」
うp主[うっせー、細かいこった気にするな!勘だよ勘!]
ヒルトミ「なんかごめん…」
天の声[………]
うp主[天の声お前ナレーションだろ!なにサボってんだ!]
天の声[いや…だってさ…うp主が我と立ち位置がかぶってるっていうかさポジションがさ…うp主がいるなら我ナレーションする意味あるのっていうか…ブツブツ]
ヒルトミ「まぁまぁ、そんなに拗ねなくとも」
天の声[べ、別に拗ねてねーし!]
   [ナレーションする程のことがないから話さないだけだし!]
うp主[おやおや〜ツンデレですか〜?]
天の声[うるせぇ畳み掛けるな!]
   [てか、エテレーゼ探さなくてもいいのかよ?]
ヒルトミ(なんか天の声…キャラ崩壊しているような…まっいっか)
    「うん、エテレーゼ博士を探すのは勿論なんだけど」
    「この世界がどうなったのかも少し気になるんだよね」
うp主[確かにな]
   [それならエテレーゼ博士の手掛かりを探すついでに村の人達にこの世界が今どうなっているのか聞いていこうぜ]
ヒルトミ「おぉー!」

天の声[エテレーゼ博士を探すべくして動き出したヒルトミとうp主であった]
うp主[バーカ、お前も行くんだよ!]
天の声[おぉん]
ヒルトミ「あはは…」
    「2人とも仲良いね」
うp主、天の声[仲良くね!!!]


???(あの子1人でなに話してるんのん…)


〜〜〜〜〜

ヒルトミ「さて、誰に話しかけたらいいかな?」
うp主[片っ端から聞いていけばいいだろ]
   [ほらそこのおばさんに聞いてみたらどうだ?]
ヒルトミ「う〜ん…いざ話をしようとするとなんだか怖いな…」
    「僕、人見知りだしちゃんと話せるかな…」ソワソワ
うp主[それマジで言ってるのかよ笑]
   [本気で言ってるなら爆笑するぜ?笑]
ヒルトミ「えっ?それどういうこと!?」
うp主[冗談言ってねーで早く話しかけろよ]
ヒルトミ「で、でも…」

???「何かお困りですかな?」
ヒルトミ「あっ…」
    「えーと…その…」
???「おや、よく見たら初めて見る顔じゃなぁ」
   「お主はどこから参られたのじゃ?」
ヒルトミ「ど、どうも…は、初めまして…どこと言われましても…何と答えたら良いのか…」
うp主[おい!落ち着け]
???「まぁ、そう固くならなくてもよい」
   「ワシはこの村の村長 ハジメじゃ」
ヒルトミ「僕はヒルトミです村長さん」
    「実は行方不明になった知り合いを探して旅をしていたのです」
    「どこから来たと言われましても…その…なんて答えたらいいのか」
ハジメ「そうか」
   「旅のお方だったのか」
   「話しづらいのなら無理に話さなくともよい」
ヒルトミ「ありがとうございます」( _ _)
    「早速なのですが、エテレーゼ博士という人をご存知ですか?」
ハジメ「はて?そのような名前の者は聞いたことないなぁ」
ヒルトミ「そうですか…」
ハジメ「顔を見ればわかるかもしれないがのぉ」
   「…そういえば随分前にここを訪れた者がいたな」
   「何やら誰かに連れられていってたが…」
ヒルトミ「もしかしてその人白衣来てませんでしたか?」
ハジメ「うむ、確かにそのような格好をしておったなぁ〜」
ヒルトミ[これはもしかして!]
うp主[早くも手掛かりが掴めたな]
ヒルトミ「その人たちは何処へ行ったか分かりますか?」
ハジメ「さあな…どこに行ったかはワシにはさっぱりじゃ!」
ヒルトミ「そ、そうですか」
ハジメ「役に立てなくてすまないのおー」
ヒルトミ「いえ、とても助かりました」
    「ありがとうございました」( _ _)
ハジメ「ヒルトミといったか」
ヒルトミ「はい」
ハジメ「お主行く宛てはあるのか?」
ヒルトミ「いえ、他に手掛かりもなさそうですししばらくこの村に住まわせてもらえるとありがたいです」
    「まだこの辺にいる可能性もありますし」
ハジメ「そうか」
   「それならわしの家に来るとよい」
ヒルトミ「え、いいんですか?」
    「なんだか悪いですね…」
ハジメ「気にする事はない」
   「客室なら沢山あるゆっくりしていくとよい」
ヒルトミ「助かります」

〜〜〜〜〜
ハジメ「ここじゃよ」
ヒルトミ「思ったより大きいですね」
    「まるで宿屋みたいだ…」
ハジメ「そうじゃ元々は宿泊施設として建てたつもりだったのじゃがなぁ」
   「あやつらのせいで営業できないのじゃよ」
ハジメ「そうじゃ、元々は宿屋を建てるつもりであったのじゃが」
    「この村を囲むように魔物達がうじゃうじゃいてのぉ」
ヒルトミ「魔物…」
ハジメ「あぁ、この辺りは魔物がよく出没するんじゃ」
   「そして畑の野菜を食べ尽くしてしまう」
   「そんな危険なところに来たがる物好きはおらん」
ヒルトミ「…対策はないんですか?」
    「このままって訳にもいきませんし」
    「何か方法があれば…」
ハジメ「対策があるなら既にやっておる」
ヒルトミ「で、ですよね…」
ハジメ「あぁそうじゃった、本当かどうかは知らぬが勇者様の話を耳にしたことがあるのぉ」
ヒルトミ「ゆう…者…?」
ハジメ「あれは2年前だったか…魔物に襲われた村があってのぉたまたま通りかかった若者が勇敢にも魔物を倒したとか」
ヒルトミ「なるほど…それで勇者ですか」
ハジメ「もしかするとこの村にも勇者様が来るやもしれん」
ヒルトミ「でもいつ来るかなんて分からないじゃないですか」
    「いつ魔物が襲ってくるか……」
ハジメ「その点は大丈夫じゃ、いざという時は……」
ゴーン ゴーン ゴーン ←時計がなる音
ハジメ「おっと…もうこんな時間か」
   「ワシは婆さんの見舞に行ってくる」
   「ヒルトミとやら、気に入った部屋を使うとよい留守番任せたぞ」
ヒルトミ「え?!あっ!はい」
    「行ってらっしゃいませ……」
うp主[よく喋る爺さんだな]
ヒルトミ「お婆さんのお見舞いって言ってたし1人が寂しいお年頃なのかも」
うp主、天の声[どんな年頃だよ!]


〜宿屋の中〜
ヒルトミ「おぉ!すげー」
うp主[中も意外と広いな]
ヒルトミ「部屋も沢山あるし何処の部屋使おうかな」
うp主[住めればどの部屋でも良くねぇか?]
天の声「我は1階の奥の部屋にしよう」
うp主[お前肉体ねーだろ!]
ヒルトミ「そうだよ…部屋決めても意味ないよ…」
    「って…はっ!?」
カオス「ヒルトミさっきぶりだな!」
うp主[マジかwww]
ヒルトミ「なぜカオスがいるの??」
カオス(天の声)「実はな、うp主が羨ましくて我もカオスの体を借りたのだ」
うp主[羨ましかったんだな…]
カオス「我にも出番を増やしてくれよ!」
うp主[お前はナレーションという立派な役割があるだろ笑 どうするんだよ本業の方は]

天の声[勿論、本業もちゃんとこなすぞ]

うp主[ならよし!]

ヒルトミ「ちょっと待って!カオスの体借りてるってことはカオスをこの世界に連れてきたってことなの!?」

カオス「いや、借りる前からこの世界にいたぞ」

ヒルトミ「既にこっちにいた…?」

    「それってまさか…」

うp主[さぁ?笑  なんの事やら笑]

ヒルトミ「オプションってこのことだったのか?」

    「もしかしてみんなこの世界に…」

うp主[どうなんでしょう?笑]

ヒルトミ「おい!なぜそんな勝手なことを…」

カオス「まぁ待て、そのおかげで我も参戦することが出来たんだ」

   「別に悪いことではないだろ?」

ヒルトミ「そうだけど…」

カオス「それにここで熱くなってもしかたないし」

   「とりあえず今は落ち着こうぜ」

ヒルトミ「…そうだね」


〜宿屋 ヒルトミの部屋〜


ヒルトミ「とりあえず部屋は決めたけど」

    「今後どうするかが問題だよね」

カオス「だな、闇雲にエテレーゼを探すのも意味なさそうだし」

ヒルトミ「うん」

カオス「それにこの村の事も気になるんだよな?」

ヒルトミ「そうなんだよね…」

    「色々やることが多すぎて困るな」

カオス「それなら状況を整理してみないか?」

   「何かしらいいアイデアが思いつくかもしれんし」

ヒルトミ「それじゃあ、今までの事をまとめてみよう」


①この世界は誰が作ったか分からない

②改変後少し未来に来てしまった(何年か分からない)

③村長と出会った

④村長が随分前にエテレーゼ博士らしき人物を目撃している

⑤時々魔物が村に来る(何か対策はないだろうか)

⑥2年前別の村に勇者が訪れたというこの村に来るかも?(そんなに待てない)

⑦宿泊先が決まった!

⑧中身は天の声だがカオスが現れた、他のみんなも来ているのだろうか(もしそうなら無事だといいけど…)

⑨チルノ!!!


ヒルトミ「こんなところかな?」

カオス「最後だけおかしいだろ」

ヒルトミ「あはは…これはわざとw」

カオス「なんか思いついたか?」

ヒルトミ「…いや特に?」

カオス「まとめた意味なかったな…」

ヒルトミ「ただ、改変されてからどのくらい経ったのか気になる」

カオス「勇者とか言う奴が現れたのは2年前だろ?」

   「そっからそんなに経ってないんじゃないか?」

ヒルトミ「うん……そうだとしてもなんもなかったところに村が出来るにしては早すぎるんじゃない?」

カオス「つまり、勇者が現れたもっと前か」

ヒルトミ「多分5、6年くらいだと思うんだけど」

うp主[7年だな]

ヒルトミ「あれ?今まで声がしないと思ってたけどどっか行ってたの?」

うp主[ちょっと気になったことがあってな、少し調べてたんだ]

   [それで改変してから7年経ってることがわかった]

ヒルトミ(うp主も何年後か気になってたんだ…)

    「そっか7年経った世界なんだ」

ヒルトミ「そういえば助けたあの子は無事かな?」

うp主[お前が魔物から救った子供の事か?]

   「その娘ならこの村に住んでるぞ」

ヒルトミ「え、本当に?」

    「もしかしたら既にすれ違ってる可能性もあるね」

うp主[女は成長が早いからパッと見わかんないだろうな]

カオス「ところで、今後の予定はどうするんだ?」

ヒルトミ「それを考えないとだね」

村長さんが戻ってきたら村の周囲を探索してみようよ」

カオス「それもありだな」

うp主[この世界の事を調べているうちに少し気になったことがあるんだが…]


カンカンカンカン


外(村人1)「大変だ!魔物だ!魔物が村人に近づい来るぞ!」

村人2「うあああ!せっかく作った作物がまた襲われるのか!!!」

   「絶対に野菜だけは取らせね!」

村人3「ばかぬかせ、命の方が大事だ!」

   「早く逃げるんだー!」



ヒルトミ「な、なんの騒ぎ?!」

カオス「魔物がどうとか言っていたな」

うp主[話は後だ、犠牲者が出る前に魔獣退治に行くぞ!]

ヒルトミ「おー!」

カオス「了解した!」


〜〜〜〜〜

魔物「グアアアア」

???「これ以上魔物の好きにはさせないのん」

魔獣58匹「グァァァァ」ゾロ  ゾロ  ゾロ

???「数が多すぎるのん…でも、あたしゅが必ず村を守ってみせるのん!」シュイーン

   「ビリビリなの!」ドッカン ビリビリビリ

魔物「ギャイン」バタン バタン バタン

魔物50匹「グァァァァ」ブーン

???「当たらないのん」サッ サッ

   「どっかーんなの!」ドーッカーン

魔獣「ギャイン…」バタン バタン バタン バタン バタン バタン


魔獣41匹「グァァァァ」ブーン ブーン

???「かわすのん」サッ サッ サッ

   「これは特別なのん」

   「スターターウィングなの!」バサッ バサッ バサッ

ズザザザザ

魔物「ギャ…」グサッ グサッ グサッ グサッグサッ グサッ

魔物20匹「グルルルル」

???「あと、もうちょっとなのん…」ハァ ハァ




ヒルトミ「見て、あっちで誰が戦ってる!」

カオス「我たちもいくぞ!」

ヒルトミ「ちょっと待てくれ」

カオス「なぜ止めるんだヒルトミ!」

ヒルトミ「力をまだ与えてないだろ」

    「そのままで戦えるの?」

カオス「頼むわ、力を我にも分けてくれ」

ヒルトミ「おう、僕にまかせてよ!」




???「スターターウィングなのん!」バサッ バサッ バサッ

ズザザザザ

魔物「ギャッ…」グサッ グサッ グサッ グサッ グサッ グサッ

魔物5匹「グルルルル」

???「残り五体なのん…」ハァッ ハァッ 

魔物5匹「ウオオオオオオン」ゾロ ゾロ ゾロ ゾロ ゾロ ゾロ

魔物99匹「グアア!!!」

???「うそ…あんなに沢山の魔物がいるのん?!」

魔物「ギャッ」ブーン ブーン ブーン ブーン ブーン

???「」サッ サッ サッ サッ ドーン

   「きゃあ!」シュー


ガシッ

ヒルトミ「大丈夫?」

???「貴方は…さっきの…」

カオス「ヒルトミナイスキャッチだ!」

   「後は我にまかせろ」タッタッタッ

「おりゃ!」ジャキーン


ヒルトミ「怪我はないかい?」

???「このくらい平気なのん」

ヒルトミ「それは良かった」

    「だいぶ苦戦してるみたいだね、僕達が来たからもう大丈夫だよ」

???「貴方は……」


〜フラッシュバック〜

ヒルトミ「もう大丈夫だよ」

〜〜〜〜〜


カオス「くらえ!」ジャキジャキジャキジャキーン

魔物51匹「グルルルル」タッタッタッ

カオス「ヒルトミすまん、そっちに行ってしまった!」


魔物「グアアア」

ヒルトミ「来るなら来い!」ガシッ

    「君は僕の後に」サッ

???「………」

ヒルトミ「はぁ!」グシャ

    「たぁ!」グシャ

魔物49匹「グアアア」ブーン

キーン

ヒルトミ「僕の敵ではないね」グシャ

    「今なら護身用の人工魔物でも倒せそうだね」

魔物48匹「ガァアアア」ブーン

ガシッ ドーン

魔物47「ウオオオオオオン」ゾロ ゾロ ゾロ

カオス「どうやら囲まれたみたいだな」

魔物150匹「グルルルル」

カオス「どうする?こいつら倒してもまた湧いてくるぞ」

ヒルトミ「おそらく援軍を呼んでいるんだと思う」

    「一気に片付けないとまた増えそうだね」

カオス「なんかいい案があるか?」

ヒルトミ「出来ないことはないけど、この子を安全な場所に避難させないと…」

???「ううん、あたしゅも戦うの!」

カオス「と言っているが、どうするんだヒルトミ?」

ヒルトミ「………」

     「…よし」

     「一緒に戦おう!」ニコッ

???「!」

   「はいなの!」

カオス「で、作戦はどうするんだ?」

ヒルトミ「特にない!」

カオス「ねーのかよっ!」

ヒルトミ「要は仲間を呼ばれる前に倒せばいいんだよね、それなら…」

???「それならいい方法があるの」

ヒルトミ「え?」

カオス「どんなのだ?」

???「..........」

ヒルトミ「!」

    「なるほど、いい考えかもね」

カオス「よし、その作戦でいくぞ!」

   「うぉおおお!」ダッ

ヒルトミ「きみ、あとは頼んだよ」ダッ

???「まかせるの!」シュイーン

   「頑張るの!」 ゴゴゴゴゴ


ヒルトミ「カオスそっちは任せたよ!」

カオス「おう、任された!」

魔物「グアアアア」ブーン

カオス「遅い!」サッ

ザシュ

魔物「ギァァァァァ」バタッ


1K.O


カオス「土産だ受け取れ」ポイッ

ドッカーン


7K.O


魔物「ガアアアア」ブーン

ガシッ

ヒルトミ「捕まえた」グチャッ


1K.O


ヒルトミ「どんどん行くよ!」

グチャッ  グチャッ グチャッ グチャッ

    「それっ!」スッ   チュドーン

魔物「グキャアアア」バタッ バタッ バタッ


74K.O

魔物67「ギルルルル」

カオス[ツェアシュラーゲン]ビューン ザザザザザ


39K.O

魔物「グルルルル」

ヒルトミ「ふぅ…かなり倒したね」

カオス「はぁ…少し疲れた…」

魔物28「ウオオオオン」

シーン

魔物「…ギュイ?」

ヒルトミ「成功みたいだね」(*' ▽'*)

???「おまたせなのん」

カオス「でかした!」

???「頑張ったのん」

ヒルトミ「うんうん」

カオス「それにしても、村に結界を張るなんてよく思いついたよな」

ヒルトミ「ほんとだね、僕でもそれは思いつかなかった」

カオス「嘘つけ、お前なら思いついただろ」

ヒルトミ(本当なんだけどな…)

    「さて、こいつらどうしようか」

魔物「グルルルル」

カオス「さっさと倒そうぜ」

ヒルトミ「まぁ、待ってよ」

    「キミ達、大人しくこの村を出てってくれるな許してあげるけど、どうする?」

魔物「………」

  <わかった 大人しく 去ろう>

カオス「喋った!?」

ヒルトミ「話がわかる魔物で助かったよ」

カオス「このまま逃がしてもいいのか?」

   「また村が襲われるかもしれないんだぞ」

ヒルトミ「大丈夫だよ、その時は容赦しないから」

カオス「恐っ…」

ヒルトミ「もう村を襲わないって誓ってくれる?」

魔物「………」

  <1つだけ 条件が ある>

ヒルトミ「何?」

魔物<定期的  食物  分けて  欲しい>

???「待つのん、この村にとって食物はとても貴重なの」

   「あげちゃったらとても困るの」

ヒルトミ「大丈夫、僕が何とかするよ」

    「これから定期的に食物送るよ」

    「これで交渉成立だね」

魔物<キュルルルル>ドシッ ドシッ

ヒルトミ「待って」スッ

    「早速だけど、これ持って行ってよ」

魔物<かたじ  けない>ドシッ ドシッ


カオス「いいのか?あんな約束して?」

   「てか、何を渡したんだ?」

ヒルトミ「野菜と果物をあげただけだよ」

カオス「お前、食べ物は出せなかったはずだが…」

ヒルトミ「それはまたおいおい説明するよ」

    「とりあえず一段落したね」

???「ありがとうなのん」

   「貴方達のおかげなの!」

ヒルトミ「そんな、お礼を言われることはしてないよ」

???「ううん、あたしゅひとりじゃダメだったのん」

   「だからありがとうなの」

ヒルトミ「まいったなー」(´>∀<`)ゝ

カオス「さ、帰ろうぜ」テク テク

ヒルトミ「ま、待ってよ」タッタッタッ

???「ちょっと待つのん……行っちゃったのん」


〜宿屋〜

ハジメ「おぉ、帰ってきたか」

   「ワシがここに戻ったら魔物騒ぎ」

   「お主の姿が見えなかったから心配したんじゃ」

ヒルトミ「ご心配お掛けしました」

カオス「魔物なら我らが追っ払ったぞ」

ハジメ「そちらのお主はお連れさんかね?」

ヒルトミ「えぇ、まあ」

ハジメ「広い家ではないがゆっくりしていくとよい」

ハジメ「ところで魔物を追っ払ったと言うのは本当か」

ヒルトミ「はい!」

ハジメ「なんと、お主達は一体…」

ヒルトミ「ただの通りすがりの旅人です」

ハジメ「お主達はこの村の英雄じゃ!」

   「今夜は村の皆を集め宴会を開こう!」

ヒルトミ「なんか盛り上がってるね…」

カオス「それほど、魔物に困ってたということだろ?」

    「宴会楽しもうぜ」


〜村の外れ〜夕方


ヒルトミ「うん…やっぱりこの村の周りだけ魔素濃度が薄い」

    「濃すぎるよりはマシだけど、いざという時魔法がまともに使えないよ」

ザッザッ

ヒルトミ「誰?誰かいるの?」

???「見つかっちゃったの」

ヒルトミ「君はさっきの」

???「カレンなのん」

   「あたしゅの名前なの」

ヒルトミ「カレンちゃんか、いい名前だね」

    「僕はヒルトミ、よろしくね」

    「それで、君はここで何をしてるの?」

カレン「魔物が村に入らないように時々見張ってるのん」

   「この村で戦えるのあたしゅだけだから、皆を守らなくちゃいけないの」

ヒルトミ「そっか、1人で頑張っていたんだ」

    「カレンちゃんは偉いね」

カレン「偉い?」

ヒルトミ「うん、偉いよ!」

カレン「そんなことないのん」

   「今日みたいに魔物が多いとあたしゅひとりじゃだめなの」

ヒルトミ「でも、もう魔物は襲ってこないよきっと!」

カレン「ううん、まだ魔物の種類は沢山いるのん」

ヒルトミ「え?」

カレン「今回村を襲った魔物はドラゴン族なのん」

   「他にも、蛇族、悪魔族、化け猫族、フェアリー族」

ヒルトミ「お、おいね…」

カレン「まだまだいるのん」

ヒルトミ「そっか…」

    「もし、困ったことがあったら相談して!」

    「その時は僕も手伝うから」

カレン「!」

   「うんなの!」

ヒルトミ「よし、今日から僕とカレンちゃんは仲間同士だよ!」

カレン「仲間…!」

ヒルトミ「そう仲間!」

    「これからよろしくね、カレンちゃん」

カレンちゃん「ヒルトミちゃん、よろしくなの!」

ヒルトミ「ちゃんはちょっと…こんな格好してるけど男なんだよ」

カレン「………」

   「え…」


〜宿屋〜

カオス「なるほど、女の子に間違われてたわけなんだなw」

ヒルトミ「うん、普通声とか体格だけで気づくと思うけど…」

カオス「声は兎も角体格はわかんねぇだろお前男にしては細すぎるしパッと見女だぞ、それにこの世界に女装という概念がないんじゃないか?」

ヒルトミ「あぁ、それなら納得」

カオス「カレンって言ったか?」

   「何故ここに居るんだ?」

カレン「どうもなの」

ヒルトミ「気づいたら付いてきてた」

    「そういえばなんでいるの?」

カレン「ここ私の家なのん」

ヒルトミ「なるほどね」

カオス「納得…」(/◎\)ゴクゴク

( ,,>з<)ブッ`;:゙;`;:、

カオス「ファッ!?」

ヒルトミ「カオス汚い…」

カオス「すまん…ちょっと驚いて…」

   「この家の子ってことは村長の…」

カレン「孫なのん」

ヒルトミ「そうだったのか」

カオス「お前、よく平然としてるよな」

ヒルトミ「ん?いや、こんな事で驚いてたらこの先やっていけないよ」

カオス「あぁ…それを言われちゃうとだな…」

   「でも、いくらここが家だと言っても流石に泊まってる人の部屋に入るのはマズイんじゃないのか?」

カレン「仲間だから問題ないの」

ヒルトミ「だってさ」

カオス「いつから仲間になったんだよ…」

ヒルトミ「さっき?今?」

カオス「おぉん…」

ヒルトミ「まぁ、寝る時は自室に戻るでしょう」

カレン「今日からヒルトミちゃんと一緒に寝るのん」

カオス「もう突っ込まないぞ…」

ヒルトミ「え!?」

カオス「お前はそれで驚くのな」

   「でも、ヒルトミは男だぞいいのか?」

カレン「仲間だから大丈夫なのん」

カオス「おぉん…カレンの仲間というイメージはどんな感じなのだ?」

カレン「楽しい時、嬉しい時、悲しい時や辛い時もいつも一緒にいるのん」

   「困った時は助け合ったり、一緒に戦ったり、それが仲間なの」

ヒルトミ「あ、うん…RPGみたいな常識だね…」

カオス「なるほど、冒険的な何かの友情論ってやつか」

カレン「それってつまり、恋人や夫婦みたいな関係なの」

カオス「ん?いきなりぶっ飛んだな」

ヒルトミ「ダメだ…完全に誤解してる…」

    「カレンちゃん、仲間っていうのはね…」

カオス「まぁ、捉え方は人それぞれだし問題ないんじゃないか?」

ヒルトミ「…それもそっか」

    「じゃあいいや」

カオス「…いいんだ」

   「そういえば紹介がまだだったな」

   「我はカオスだ、そこにいるヒルトミの友達だよろしくな」

カレン「カオス、よろしくなのん」

   「じ〜」

ヒルトミ「えっ何?」

カオス「自己紹介」

ヒルトミ「あ!改めて僕はヒルトミ。」

    「実はとある人物を探してここまで来たんだ」

    「ちょっと分け合ってこんな姿だけど、れっきとした男だよ」

カレン「ヒルトミちゃんよろしくなのん」

   「カレンはカレンなのん」

   「この宿屋を立てた村長の孫なのん」

ヒルトミ「カレンちゃんよろしく!」

カオス「カレンよろしくな」

ヒルトミ「カレンちゃんはこの村を1人で守ってるの?」

カレン「はい、魔獣が村を襲わないように毎日見回りしてるのん」

ヒルトミ「そっか、カレンちゃん偉いね」

カレン「えっへんなのん」ドヤ

カオス「でもよおかしくねぇか?」

   「カレンは頑張ってるのにこの村の住民は魔獣とは戦わずお前は1人で頑張ってるんだろ?」

カレン「それはあたしゅがこの村で唯一魔獣と戦う力を手に入れたからなのん」

ヒルトミ「力を手に入れた?」

カレン「7年前あたしゅは魔獣に襲われそうになってるところを優しいお姉ちゃんに助けられたのん」

   「ハッキリとは覚えてないけどあたしゅはお姉ちゃんに逃げるように言われて」

   「必死で逃げたのん」

   「そしてあたしゅに力があればと願ったのん」

   「その時頭の中で声がしたのん」

ヒルトミ「声?」

カレン「【カレン力がほしいのか、力を手に入れてどうするつもりだ?】

カオス「それでなんて答えたんだ?」

カレン「力がほしい、もう誰が傷つくのを見たくない」

   「カレンがみんなを守るんだって答えたのん」

カオス「それからどうなったんだ?」

カレン「いつの間にか雷魔法が使えるようになっていたのん」

   「声もいつの間にか聞こえなくなっていたのん」

ヒルトミ「謎の声か……それで使える魔法は雷と結界魔法他にはなにか使える魔法ある?」

カレン「他は身体強化魔法と止血、麻痺解除くらいなのん」

ヒルトミ「なるほど」

    (おかしい……確かに改変は成功している)

    (だけど、全員が魔法を使えたり戦えるわけじゃない)

    (声の主も気になるけど、力が覚醒する人物が制限されている?いや、選別されているのか?これじゃあ自分の身は自分で守れない)

   (なにか別の力がこの世界で働いているのか?)

   (改変を妨げる程の強い何かが……)

   (やはりこの世界を創造した者、うp主以外の勢力がいるというのか)


ヒルトミ
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