ヒルトミの次元を越えた奇跡ss

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ヒルトミ劇場×ウマ娘プリティーダービー王者トーナメント〜頂点へ上り詰めろ!

シーズン12

注意!

この物語はヒル劇含むウマ娘プリティーダービーの二次創作です。

苦手な方は見ないことをオススメします。


心の準備が出来た方はゆっくりしていってね!


1話 チーム結成?


ヒルトミ「よし( *˙ω˙*)و グッ!」

 研修を終えトレーナーの証としてバッジを貰うことが出来た。

これで僕も新人ではあるが念願のトレーナーになったわけだ!

ヒルトミ「さあトレーナーたるもの先ずは専属ウマ娘を探すのが僕のトレーナーとしての一番最初のお仕事だ!」

    「しかも今日は運もよく選抜レースがある」

    「これは早速専属ウマ娘を見つけるチャンスかもしれませんな〜」

    「どんな子と出会えるのか楽しみだね、あはは〜」

アクシィス「ヒルトミくんお楽しみのところ悪いけどどういう状況か教えて貰ってもいいかい?」

ヒルトミ「……僕も詳しいことは分からないけどね」

    「この世界に着いてすぐに改変したんだよ」

    「そしたらこの世界の情報が流れ込んできてね」

    「多分ここまではみんなと一緒だと思うけど?」

ソイル「うん、一応この世界がウマ娘の世界ということはわかったんだけど……」

カオス「いきなりトレーナーになるとは……しかも見覚えのない記憶だからすごい違和感を感じるぞ」

かずき「うちもなんだか慣れないよ…」

沈黙「あはは」(´・ω・`)

  「ウマ娘の世界か」

ヒルトミ「おやおや沈黙はなんだか嬉しそうだな」

沈黙「そう見える?」(´・ω・`)

全員「見える!」

沈黙Σ(゚ω゚ノ)ノ

でっていうの星「うっしゃあああああ!」

       「ウマ娘の世界だ!!!!!」

カオス「でっていうの星も嬉しそうだな」

でっていうの星「だって来たかったんだ!」

       「夢が叶ったんだぜ喜ぶしかねぇー!」

ヒルトミ「それは良かったな」

    「そういえばまたメアリーの姿が見えないがどこに行ったか知らないか?」

アクシィス「確かにメアリーくんの姿がないね」

ソイル「また好き勝手行動してるんじゃない」

   「もうほっとこうよ」

カオス「いつもの事だしな」

でっていうの星「それじゃあ俺達も自由行動しないか?」

アクシィス「ダメだよ俺らはカナタ博士に頼まれて調査に来てるんだから」

でっていうの星「でもよ、こちらの世界にはこちらの世界でやるべきことがあるだろ?」

       「しばらく帰らないだろうし何年かはこっちの生活になると思うし」

       「調査は調査でしっかりやればよくねー?」

沈黙「僕も賛成だ」(´・ω・`)

カオス「確かにでっていうの星の言い分もわかる」

アクシィス「まぁそれもそうだね」

     「ヒルトミくんはどうしたい?」

ヒルトミ「僕も正直こっちの暮らしも満喫してみたいな」

アクシィス「ヒルトミくんもそういうなら仕方ないね」

でっていうの星( •᷄ὤ•᷅)و シャッ!

ソイル「それで先ずはどうしたらいいの?」

   「自分ウマ娘なんてやったことないし色々分からないんだけど」

ヒルトミ「それならこの世界での記憶を頼りに動くといいよ」

    「一応研修でのノウハウはわかってるでしょ?」

ソイル「うん、メモしてあるからそれ見れば大丈夫かな?」

かずき「うちもウマ娘はしたことないけど実際トレーナーの仕事するのは楽しみ」

ヒルトミ「それじゃあこれからは自由行動して調査結果をまとめるため定期的に集まることにしようか」

アクシィス「わかった」

カオス「おう」

沈黙「了解」(´・ω・`)

ソイル かずき「うん」

でっていうの星「りょ」

ヒルトミ「今からウマ娘のスカウトに行くと思うんだけど」

    「もう当てはあるのかな?」

カオス「一応な」

沈黙「ちゃんとスカウトできるだろうか…」

でっていうの星「俺もそこが心配だなぁ」

ソイル「僕は完全初見だから色々考えなきゃ」

かずき「つちやくん〈ソイル〉お互いスカウト頑張ろうね!」

アクシィス「俺も頑張ろう」

かずき「すずきくん〈アクシィス〉も頑張ろうね!」

アクシィス「それじゃあ解散」

………

???「………この姿でヒルトミ達の前に出ていくのは抵抗があるわね…」

   「一体どうしてこうなってしまったのかしら」

〜〜〜〜〜

ヒルトミ「こちらの記憶が正しければ今日は選抜レースだったな」

    「せっかくだし僕も行ってみるか」

ウマ娘の実力を見極るためのレース開催の日

会場へ向かうことを決め学園内を歩いていくと

???「あっ!ちょっとちょっと、そこのお方。」

   「すこーしばかり協力してくれませんかね?」

ヒルトミ「僕が協力?」

???「ですです、これからここに来る人たちに〈ネイチャ?見てないですかね〜〉って答えてくれるだけでいいので」

ヒルトミ「ネイチャいねぇちゃん?」

ネイチャ「……ぷっw」

商店街のおばちゃん「あっ、ネイちゃん!いたいた〜やっと見つけたわよ〜」

ネイチャ「げ……」

商店街のおじさん「なんだなんだ、こんなところにいたのか!出走者のはずなのに会場にいないから、寝坊したのかと心配しちまったぞ!」

ネイチャ「いや、そういうドジっ子キャラじゃないから、むしろ最近みょーに朝早く目覚める日が増えちゃってさぁー」

商店街のおばちゃん「あはは、やたよネイちゃんたら、あたしらみたいなこと言っちゃって」

         「それより選抜レースだよ選抜レース!あたしらみーんな応援してるからさ」

         「がんばんなよ、ネイちゃん!」

ネイチャ「えーと…お忙しい中ご来場くださったのは非常にうれしいんですけどもー」

    「アタシなんかに過度な期待はしないでよねー?」

    「素晴らしい素質なーんてお名前しちゃってますけど実際名前負けするほどのホント大したことないんだからさ」

    「選抜レースの結果だって、いいとこ3着だし」

    「ご大層な夢ってのもこれっぽっちも持ってないし?」

商店街のおじさん「まあまあそう言うなって」

        「じゃ、俺たちは応援の準備をしてくるな」

        「ネイちゃんも出走準備してくるんだぞ〜!」

ネイチャ「あ、はは……どもども」

ヒルトミ(なんだろう……すごい見た事ある会話だったな)

    (今のところ特に変わったところはないみたいだ)

    (改変の影響でおかしなことにならなければいいのだが)

ネイチャ「……って、その〜ぉ、ごめんね?こっちから話しかけたのに放ったらかしちゃって」

ヒルトミ「すごいね君の応援団かな?」

ネイチャ「そんな大したものじゃないって、よくふらつく商店街のみなさんが、厚意できてくれましたよーってだけで」

    「まーその厚意もアタシなんかにゃ受け止めきれないから、ちょっくら隠れたかったわけなんだけど……」

ヒルトミ「なるほどな……」

ネイチャ「………」ジー

ヒルトミ「なにみてるの?僕に何か付いて……」

ネイチャ「そのバッジ……もしや学園所属のトレーナーさんです?」

ヒルトミ「あ、そうだけど…」

ネイチャ「うっわマジか!」

    「あちゃー、逆アピールみたいなこと言っちゃった……」

    「いや、全部本当のことなんですけどね〜……」

    「えーっと……あはは、どーもナイスネイチャです」

    「一応今日の選抜レース参加するんで、よろしくお願いしまーす……」

    「では、そーゆうことで」ダッ

ヒルトミ「おう、頑張れよ〜」

届いているか届いていないか分からない声でナイスネイチャにそう言った。

そして選抜レースが始まった!


〜〜〜〜〜

???「はっ、はっ、はっ、はっ……よぉーし、いっちばーん!!」

新人トレーナー「す、素晴らしいわ……!」

       「なんてしなやかで美しい走りなの、トウカイテイオー!!」

ベテラントレーナー「シンボリルドルフ再来って噂も、あながちデタラメなんかじゃないらしい!是非君をスカウトさせてくれっ!」

テイオー「はいはい順番、順番ね!」

    「ワガハイのの前にちゃーんと整列してよね♪」


レースでは次々と優秀なウマ娘がトレーナーたちのスカウトを受けていた。

それを見ているウマ娘がいた


ネイチャ「いやー、さっすがテイオー」

    「キラッキラしてますなー……」

    「その才能その実力、そしてその見た目」

    「ルドルフ会長みたいになる!というそのでっかい夢まで持ってて」

    「どこまで主人公なんだか」

    「眩しすぎでしょー」

    「ホント……すごいよねー、あーいう子は」

選抜レース係員「ナイスネイチャさん!出走準備、お願いいたします!」

ナイスネイチャ「っとはいはーい……さて、行きますかー!」チラッ


ゲートに向かう途中ネイチャと目が合ったような気がした。


〜〜〜〜〜

商店街の人々「ネイちゃん!!いけっそこだ!!」

      「がんばれー、ネイちゃん!!」

ヒルトミ(応援が凄いな……)


ネイチャ「はっ、はっ、はっ、はっ……!」

実力「さあ4コーナー差し掛かって、最後の直線!」

  「いまだ先頭は変わらず」

ネイチャ「ここだ!」ビューン

実況「ここで上がってきました、ナイスネイチャ!」

  「ナイスネイチャ速い速い!一気に差を詰めます!」

ヒルトミ「ほう…」

ナイスネイチャ「うおぉぉりゃぁぁぁ!!」


あまりのキレに思わず見入ってしまうほどの

素晴らしい末脚だった


実況「しかし惜しくもナイスネイチャ、先頭とアタマ差でゴールインっ!!」

ネイチャ「はっ、はぁ、はぁ……あー」

    「2着かー……」


結果は先頭とのアタマ差で惜しくも届かずだったがナイスネイチャには確かに光るものがあった。

そして僕の足は既に動いていた。


ヒルトミ「君をスカウトしたい!」

ネイチャ「へ……?」

    「えーーーっと……あっ、やだなートレーナーさん、おっちょこちょい」

    「テイオーのスカウト列は向こうですよー?」

ヒルトミ「君に言ったんだよナイスネイチャ!」

    「君をスカウトしたいんだ!」

ネイチャ「へ……へぇぇぇ!?」

    「えーと……あっ、その、お断りでーすってことじゃないんだけどね?」

    「むしろお声がけどーもですって感じと言いますか……」

    「ただ、そのー……アタシなんかでホントに大丈夫?」

    「もし……嫌になったら言いなよね?」

    「それでは……とりあえずそのー……不束者ですがよ、よろしく?」( ・_・)っ

ヒルトミ「おう、よろしくな」( ・_・)っ⊂(・∇・)


まるで嘘でしょ?みたいなことを言わんばかりの表情のナイスネイチャの手をしっかり握り、専属ウマ娘が決定したと思った瞬間だった……


???「そのスカウト待ってちょうだい!」

ヒルトミ(この声は……)

ネイチャ「へ……?」

ヒルトミ「レミリアか、また僕達のあとを追いかけて……はっ?えぇ!?」

ネイチャ「えっーと……誰?」

    「トレーナーさんとお知り合い?」

ヒルトミ「まぁ……知り合いというか仲間というか……」

    「てかその姿どうしたんだ!?」

レミリア「知らないわよ!」

    「気づいたら、頭から耳が生えてるし、しっぽもあったのよ」

    「これはあなたのせいじゃなくって?」

ヒルトミ「いや心当たりはないが……」

ネイチャ「状況がのみこめないけど」

    「この学園では見かけないウマ娘だね」

    「もしや、てんにゅーしてきた子ですかねー?」

レミリア「えぇ、記憶が正しければそういうことになってるわね」

    「私は永遠に幼き赤い月レミリア・スカーレットよ」

ネイチャ「ご丁寧にどーもども、アタシはナイスネイチャですよー」

    「ちょっとツッコミきれないから省くけど」

    「トレーナーさんに用事?があってきたんだよね?」

レミリア「そうよ、単刀直入に言うけどさっきのスカウトの話キャンセルしてちょうだい」

ヒルトミ「は?何を勝手に……」


僕が言いかけている最中ナイスネイチャが話に割って入ってきた。


ネイチャ「えーっと……つまり、アタシとトレーナーさんが一緒になると何か不都合ってこと?」

レミリア「えぇそうよ、だってヒルトミと専属契約を結ぶのは私ですもの」

    「貴方にはここから去ることを命ずるわ」

ヒルトミ「おい!」

ネイチャ「いやー、まさかトレーナーさんが逆スカウトされるなんてね〜」

    「まさか、こんなドラマみたいなことが実際に起こるなんて、ホントトレーナーさんは隅に置けないねー」

    「それにアンタたちなかなかお似合いだよ、アタシはいいから一緒になりなよ」

ヒルトミ「ネイチャ」

レミリア「あら、アンタ意外と潔がいいじゃない気に入ったわ」

ネイチャ「それじゃあ……若いもの同士あとはごゆっくり」ダッ

ヒルトミ「ちょっとまってくれ」ガシッ

ネイチャ「ちょっと、いやだトレーナーさん」

    「意外と力あるんだね……」

    「これは私でも解けませんわー……」シナー


そういったネイチャは酷く落ち込んでいるように見えた

ヒルトミ「君じゃなきゃダメなんだ!」

ネイチャ「な、何よ急に!?」

    「私以外のウマ娘なんてこの学園に代わりなんて沢山いるんだからさー」

    「もうこれ以上ワタシに期待させないで!」


少しナイスネイチャの本音が見えたような気がした

尚更このまま行かせる訳には行かない


ヒルトミ「そんなことない!」

    「誰がなんと言おうと僕は君の担当トレーナーだ!」

    「君もそう思ってくれたんじゃなかったのか!」

ネイチャ「………ホント?」

    「トレーナーさんのこと信じてもいいの?」

ヒルトミ「あぁ任せてくれ!」

ネイチャ「わかったよ、あんたのこと信じるよ」

レミリア「それじゃあ、アタシはどうなるのよ!」

    「ヒルトミ長い付き合いなんだから私を選んでくれると思っていたのに」

ヒルトミ「……すまない先客がいるんだ」

    「と言いたいところだけど」

    「もしネイチャが嫌じゃなければなんだけど」

    「チーム結成すれば2人の専属トレーナーとしてできるのだが」

    「それは嫌かな?」

ネイチャ「あっ……そういえば……!」

    「でもチーム戦に参加する場合担当ウマ娘が5人メンバーいないと参加出来なかったはず」

ヒルトミ「あぁ、確かにチーム戦は5人いないと参加出来ない」

    「しかし今重要なのはそこじゃない」

    「チーム自体は2人から作れるんだ!」

    「つまり君たち2人の専属トレーナーとして所属出来るわけだ」

ネイチャ「なるほど……それなら解決ってわけかー」

    「でもでも、いきなりそーんなことをしてトレーナーさんの負担にならない?」

ヒルトミ「大丈夫だよ担当ウマ娘が2人になったとしても僕は気にしないよ」

    「レミリアもそれで構わないか?」

レミリア「えぇ、担当トレーナーがつけば何でもいいわ」

ヒルトミ(それ……別に僕に頼らなくてもほかのトレーナーに頼めばよかったのでは?)

    「ネイチャはどうだい?」

ネイチャ「トレーナーさんがそこまでいうなら」

    「ネイチャさんもそれで構いませんよーっと!」

ヒルトミ「よし!チーム結成だ!」


こうして一気に担当ウマ娘が2人になった。


ネイチャ「それで、それで?チームの名前はどうする?」

ヒルトミ「ノリノリだな」

レミリア「ノリノリね」

ネイチャ「あ、いや……もう宛とかはあるのかなーって気になっただけというか……?どーするのかなって思ったわけで」ヾ(・ω・`;)ノ

  「せっかくチーム作ったなら名前くらいはあった方がいーじゃん?」


とりあえずチーム名は決めたら改めて伝えると言い今回はこれで解散した。


ヒルトミ「レミリア羽はどうした?」

レミリア「ウマ娘なんだもの羽が生えてたらおかしいでしょ」

    「最初からなかったわよ」

ヒルトミ「そうか」

    「なんか羽がないレミリアは慣れないな」

レミリア「そうね、私にとっては身体の一部だったから、いままであったものが無くなると違和感もあるし不便でしかないわ」

ヒルトミ「ウマ娘化して他に変化はあったか?」

レミリア「ウマ娘としての記憶は存在するし特に気にならないけど」

    「嗅覚や聴覚が上がった気がするわ」

    「あと以前の私に比べて体温も高いかしら?」

    「食欲も凄いのよね」

ヒルトミ「そうなのか?」

レミリア「それにさっきから妙に走りたい気分ね」

ヒルトミ「本能かな?」

    「それより寮に戻らないのか?」

レミリア「あら、そんなに帰らせたいの?」

ヒルトミ「まぁ、僕は今からやることが多いからね」

    「来週からの2人のトレーニングメニューを考えたり、デビュー戦の日時を決めたり、チーム結成届けを記入して出したり、トレーナールームを使用する許可をもらったりね」

レミリア「思ったより、やることが多いのね」

    「邪魔するのも悪いからそろそろ戻るわね」

ヒルトミ「あぁ、またな」

レミリア「えぇ、失礼するわ」テクテク

ヒルトミ「あのさ、ずっと聞きそびれてたけど」

    「 今更こういうこと聞くのはおかしいんだけどさ」

    「なぜいつも僕たちがいるところに現れるの?」

レミリア「ふふ、そんなの決まってるじゃない」ピタッ

    「運命の契約を私たちはしているからよ」

    「それに、貴方たちと一緒にいると退屈しなくていいわ」

ヒルトミ「運命の契約?あー、よくお前が口にしていた運命操作ってやつとは違うのか?」

レミリア「えぇ、運命操作は貴方たちと出会うきっかけよ」

    「それは私と貴方が出会う前には掛けられていた」

    「でもどうしてそういうことになっているのか分からない」

    「それはわかるわよね?」

ヒルトミ「いつも言ってたもんな原因は分からないって」

レミリア「そして運命の契約は私自身が貴方に掛けたものよ」

    「この契約をすると掛けられた相手の場所がどこであろうと分かるようになっているのよ」

    「居場所がわかっちゃえばあとは行くことなんて容易いわ」

ヒルトミ「お前本当に何者なんだよ……」

レミリア「ちゃんと説明していなかったものね」

    「私自身伝えなくてもいいことだと思って話さなかったのだけど」

ヒルトミ「そうか」

    「まぁ……知ったところでだけど」

    「ただ気になっただけなんだ」

    「答えてくれてありがとう!」

レミリア「えぇ」

    「もう用はないなら本当に戻るわね」テクテク

ヒルトミ「またな」


〜翌日〜

ヒルトミ「うおぉぉ!」

    「凄ェ!」

    「ここがトレーナールームか!」

    「思ってたよりも広いしなかなかいいね!」

    「うおぉぉ!テンション上がってきた!」

この学園ではトレーナー1人に対しトレーナールームが1つ使えることになっている。

思った以上にしっかりした部屋でテンションがバク上がり!

ここからが僕のトレーナーとしての物語がスタートするんだと1人で盛り上がっていると……


ヒルトミ「イエーイ!」≡└(┐卍^o^)卍ドゥルルル

ネイチャガチャЮ\(´∀`*) オジャマシマース

    「うぇぇぇ……!?トレーナーさんどーしたの!?」

ヒルトミ「あ……」ピタッ


〜〜〜〜〜

ヒルトミ「恥ずかしいところを見られてしまったね……」

ネイチャ「いやー、最初はびっくりしたけど、トレーナーさんがテンション高いくなる気持ちもわかる気がするしねー」

ヒルトミ「すまない」

ネイチャ「いやいや、ぜーっぜん謝ることじゃないってー!」

    「むしろアタシの方が来ること伝えてなかったしさ、謝るのはこっちだし……あはは」

    「あ、そーそー、トレーナーさんこれ!」


そう言ってネイチャから渡されたものは紙袋だった。

ネイチャ「手ぶらじゃ悪いとかと思っておみやけ持ってきたんだけど」

    「中身はお煎餅だから後でお茶飲む時にでも食べてよー」

ヒルトミ「ありがとう!」

    「それより、用があってきたんだろ?」

    「特訓は来週の月曜日からだったと思うけど」

ネイチャ「あはは……なんというかさー、せっかく専属のトレーナーさんがついたのが嬉しかったし」

    「じっとしてられなかったって言いますかー」

    「トレーナーさんがトレーナー室の使用許可を取ったってたまたま聞いてさ、挨拶に来ただけですよー」

ヒルトミ「そうか……」

ネイチャキョロ(˙-˙   )(   ˙-˙   )(   ˙-˙)キョロ

    「あ、これって」


机に置いてあったノートを手に取りネイチャはページをめくりまじまじと見ていた。

ヒルトミ「それは……」

ネイチャ「これって特訓のスケジュール?」

ヒルトミ「あ、あぁ…まだ途中だけどね」

ネイチャ「まだ1日しか経ってないのに凄い細かく書いてある」

    「もしかして、アタシたちの為に?」

ヒルトミ「まぁトレーナーだからねこのくらい当然さ」

ネイチャ「あのさ、アタシ今日予定とかないし暇だから、そのー……トレーナーさんが迷惑じゃなければだけど」

    「今からこのメニューで特訓してみない?」

ヒルトミ「おぉ、やる気だね」

    「いいよ!僕も午前中は暇だから少し特訓見てあげるよ」

〜〜〜〜〜

ネイチャ「はっ、はっ、はっ……」

    「はぁ……思った以上にこの特訓メニューキツイ……」

ヒルトミ「大丈夫?無理はするなよ?」

    「本当はこれ初日からやるようなメニューじゃないからね」

ネイチャ「このくらいへーきへーき!」

    「このくらいじゃネイチャさんはばてませんよー」

    「さてお次はー……20kgの靴を履いて縄跳び!?」

    「いやいや……20kgの靴で縄跳びは流石に……」

ヒルトミ「今日はこのくらいにしておく?」

ネイチャ「いや、大丈夫……きっと、うん続けるよ」

    「それで?20kgの靴って一体どこに?」

    「って、さすがにまだ用意できてないかー」

ヒルトミ「はいこれ」ドーン

ネイチャ「うわー……もう用意してたんだ、そうですか、そうですかー」

ヒルトミ「とりあえず履いてみようか」

ネイチャ「よしょって、うわ重っ!」ズシッズシッ

    「靴のサイズはピッタリだけどこれで縄跳びするのは流石に厳しいかも……」

    (あれ?トレーナーさんはなんでアタシの靴のサイズ知ってるの?)

ヒルトミ「さっきも言ったけど、初日からやるようなメニューじゃないからね」

    「先ずはその重さに慣れていかないと縄跳びは到底無理だと思う」

ネイチャ「それじゃ先ずはどうしたらいい?」

ヒルトミ「とりあえず100mそれを履いたまま歩いてみようか」

ネイチャ「わかった」ズシッズシッ

    「こりゃ思ったより大変だ……」ズシッズシッ

ズシッズシッ

ズシッズシッ

ズシッズシッ

〜〜〜〜〜

ネイチャ「はっ、はっ、はっ……いやキツイよこれ!」

    「少し甘くみてたわ……はっ、はっ、はっ……」

ヒルトミ(そりゃそうだ……20kgって言って出したやつ本当は100kgだもん)

    「お疲れ様よく頑張ったね!」

ネイチャ「これ本当に20kg?こんなに歩くだけでもしんどいなんて」

ヒルトミ「実は20kgじゃないからね」

ネイチャ「へ?」

ヒルトミ「それ100kgあるよ」

ネイチャ「100kg!?」

    「どおりで重いわけだ……」

    「トレーナーさんって意外と鬼畜?」

    「てゆーか、さっき素手持ってたような……トレーナーさんって一体何者!」

    「今思えばどこに隠し持ってたの!?」

ヒルトミ「まぁそんな細かいことはいいじゃないか」

    「おっと、もう昼過ぎだね」

    「特訓はここまでにしよう」

ネイチャ「なんか話を逸らされているような気が……」


ドドドドド


ヒルトミ「なんだ?こっちの方に猛スピードで近づいてきてるような」


ドドドドド


???「うおぉぉぉぉぉ!」

   「宝を目指して走れ!」

メアリー「うわあああ!助けてーーー!」


ヒルトミ「メアリー………?」


ヒルトミ
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